14歳の世渡り術
民族の壁どついたる!―在日コリアンとのつき合い方

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309616421
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C0331

内容説明

同じ人間なのに、なぜ殺し合ったりするの?試験には出ない韓国、北朝鮮との問題から、世界中の人たちと仲良くする方法を考える。

目次

序章 映画「パッチギ!」で描いた対立(「差別」「対立」があることをまず認めよう;渡らなければならない大きな川 ほか)
第1章 在日コリアンが生きにくい世の中(日本人なの?外国人なの?;今も尾を引く複雑な歴史 ほか)
第2章 忘れちゃいけない日本と朝鮮の長い歴史(朝鮮と日本の歴史、そのはじまり;日本に「国」のかたちができはじめる ほか)
第3章 「民族」の壁を打ち破ろう(ぼくが「民族」を語ったわけ;新しい差別意識が芽生えることも? ほか)

著者等紹介

井筒和幸[イズツカズユキ]
1952年奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画制作を開始。75年にピンク映画「行く行くマイトガイ性春の悶々」で監督デビュー。81年「ガキ帝国」で監督教会新人奨励賞を受賞。以降「二代目はクリスチャン」(85)、「犬死にせしもの」(86)、「岸和田少年愚連隊」(96)、「のど自慢」(98)、「ゲロッパ!」(03)、数々の映画賞を受賞した「パッチギ!」(05)など、抒情性と痛快さをあわせ持つエンタテインメント作品を作り続けている。07年5月に、「パッチギ!LOVE&PEACE」が日本、韓国で公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Aya Murakami

10
大学で在日コリアンのことを一般教養として学びましたが、講義とほぼ同じ内容でそこまで新鮮な内容ではありませんでした。しかしよくまとまっていて読みやすかった。 自分の中の差別意識を認識しない限り本当の和解はないのですね。2017/10/27

Chiyo K.

6
日本と朝鮮半島の関係や在日コリアンの歴史などを、在日コリアンをテーマに映画を撮った監督がかみくだいて解説。10年以上前に出た本だが、当時と比べて日本と朝鮮半島の関係、または在日コリアンへの理解がどれだけ進んだのかは疑問。差別や偏見はなくならない(というかネットなどの軽い言説によってどんどん再生産されている)し、歴史を証言してくれる人は少なくなるし。情報はあふれ、感情はもつれる。大事なのは知ろうとする姿勢と想像力。この種の問題について何か言いたくなったら、まず本書の参考文献などに当たるべきだろう。2019/09/26

ネスミス

3
韓国と日本の関係が、分かりやすく書かれているが、全体的に日本人が一方的に悪い! 韓国人に謝れ! といった雰囲気が文章の節々に感じられた2017/05/01

がんぞ

3
国民栄誉賞第1号を王貞治に出したように日本は差別の少ない国で、朝鮮名で差別されたなら日頃の行いが悪いのではないか。「在日コリアン」とはズルイ言い方で、拉致という国家犯罪であるとともにヘイトクライムした北鮮人に対し韓国人と無分別で交際できるはずもない。通名で就職内定、国籍がわかると取り消した件が不当との「日立訴訟」は国籍詐称の正当化。韓国で日本人とわかると手酷く差別されると認めていて、(アメリカでも欧州でもある)、何故日本人が朝鮮のテロ行為を受容すべきなのか、題名は日本人を差別してどついたる、としか読めない2013/06/05

山崎にう

2
図書館本。在日コリアンの問題から始まり、世界の差別の問題へ。”同じ”人で固まって、”違う”人を攻撃して、そりゃあ戦争になりますね。日本と朝鮮の歴史はもっと勉強した方がいいかな、と思う。日本がひどいことをしたのに、それを無視されちゃあ、そりゃあ向こうも怒りますよね。2017/08/31

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