出版社内容情報
こんな恐竜見たことない! たくさんの恐竜が皮膚や羽毛の色まで最先端のCG画像で再現され、かつての地球の光景が目の前に広がる!
★最先端の研究にもとづく豊富な再現CG
どのように食べものを見つけ、こどもを育てたのか?
恐竜たちの世界が生き生きとよみがえります。
★どうやって恐竜の世界を知るのかを説明!
化石などの手がかりをもとに、科学者たちがどのように
恐竜の世界を探るのかがわかります。
★おどろくべき進化の過程が明らかに!
恐竜はどのように進化し、なぜ絶滅したのか。
現在まで生きのびた鳥類も含めて、その進化の過程を説明します。
日本語版刊行によせて――国立科学博物館名誉館員 小畠郁生
私たちは博物館や図鑑で大昔の恐竜を見るとき、胸がわくわくします。
実際に生きているすがたを誰も見たことがないので、想像するだけで、胸がときめくのです。でもイメージの手がかりはあります。第一には骨の化石。骨を順々に組み立てていけば、恐竜のかっこうがわかるはずです。骨の数が少ないと、骨のつながりや恐竜の大きさはわかりにくいものです。
皮膚の色や生活のようすは、化石が発見された場所が第二の手がかりとなります。きめの細かい火山灰で息をつまらせて死んだ恐竜たちの化石には、長い羽毛の跡がそのまま残されていました。砂漠にすんでいた恐竜は、乾いた場所にしか生えない植物の化石といっしょに発見されます。水分がにげにくいように皮膚がぶ厚くなっていたのです。
第三の手がかりは、今いる動物です。ダチョウにからだつきがとても良くにた恐竜がいました。何かに驚くと、ダチョウのように走ったのでしょう。最近は日本からも恐竜の骨や足跡の発見が続いています。日本では研究が始まったばかりなので、みんな恐竜の世界に迷いこみ、なぞ解きに参加してみませんか。学問的に認められている恐竜の種類は400種類ぐらいしかありませんが、専門家の推定では、少なくとも6000種ぐらいはいたはずです。発掘や研究があるたびに、新しく面白い解釈に接する喜びに出会うことができるのです。
1.恐竜の世界
恐竜はどんな生きもの?/変化する世界/地質年代区分/恐竜より前にいた生きもの/三畳紀の世界/ジュラ紀の世界/白亜紀の世界/恐竜の進化/エオラプトル/いろいろな恐竜/そのほかの爬虫類/モササウルス/化石ができるまで/化石の種類/化石に残る手がかり/化石を発掘する/かけらをつなぎあわせる
2.恐竜のからだ
骨格/エラスモサウルス/やわらかい組織/巨大な恐竜/バロサウルス/小さな恐竜/羽毛/始祖鳥/恐竜の体内/脳/トロオドン/走る、歩く/泳ぐ/イクチオサウルス/飛ぶ/プテロダクティルス/子孫を残す/体温を調節する/ステゴサウルス
3.感覚と行動
恐竜の感覚/情報の伝達、おどし、求愛/トリケラトプス/植物食恐竜/エドモントサウルス/肉食恐竜/歯とくちばし/ケツァルコアトルス/攻撃のための武器/ティラノサウルス・レックス/身を守るための武器/アンキロサウルス/群れをつくる/集団で狩りをする
4.恐竜時代のおわり
恐竜の絶滅/生きのこり/鳥類の進化/初期の哺乳類/生きた化石/
用語集/索引/図版出典
【著者紹介】
イギリス・ケンブリッジを拠点とするサイエンスライター、地球科学の講師。イギリスDK社の『サイエンス 大図鑑』『生物の進化 大図鑑』(いずれも小社)など、20冊を超える本に寄稿・執筆している。
内容説明
最先端の研究にもとづく豊富な再現CG。どうやって恐竜の世界を知るのかを説明!おどろくべき進化の過程が明らかに!
目次
1 恐竜の世界(恐竜はどんな生きもの?;変化する世界 ほか)
2 恐竜のからだ(骨格;エラスモサウルス ほか)
3 感覚と行動(恐竜の感覚;情報の伝達、おどし、求愛 ほか)
4 恐竜時代のおわり(恐竜の絶滅;生きのこり ほか)
著者等紹介
パーマー,ダグラス[パーマー,ダグラス] [Palmer,Douglas]
イギリス・ケンブリッジを拠点とするサイエンスライター、地球科学の講師
小畠郁生[オバタイクオ]
国立科学博物館名誉館員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。