出版社内容情報
魔女、ヴァンパイア、植物化していく人……。小説投稿サイト「エブリスタ」に集まった4万作超の中から、歪んだ愛の形を描く短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
53
歪んだ愛ってなんだろう?それが“愛情”だって気づかない事?気づこうとしない事?魔女だったり吸血鬼だったり、異種間の一方的な“愛情”が相手に届く直前の一瞬を描く作品が多かったかも。『姉は桜になりました』のグロテスクな描写とそれを愛でる人々の心の違和感はなかなか来るものがあったし、『魔女の鎖』の異端審問官と魔女とされた娘の間に横たわる絶望の機微も、確かに伝わってきた。全部とは言わないが、才能の煌めきをいくつも見つけられた気がする。2021/11/13
つゆ
8
どの話も、文章力的にはまだまだって感じです。上から目線で話すけど。でも、才能を見つけた気がした。「魔女の鎖」 魔女狩りで火刑にされそうになった女の子と、偽りの魔術師のお話。これが一番歪んだ愛かもしれない。歪んだ愛だし、 あまりにも救われないのに、なにか込み上げてくるものがあった。手に触れると壊してしまいそうな、そんな美しい話。 ではなく、ただの狂気なお話。だったような気がする。 見方を変えれば美しく、狂気に満ち溢れていて、とても素敵なお話。「魔女の鎖。」これは何故か涙を流してしまう。 続きはコメ欄で。2024/04/18
よみ
8
ちょっと思ってたかんじと違うなぁ…2020/02/09
霧香
3
〇 歪んだ愛ってそういうことか。相変わらず質にはムラがある。2019/10/22
りんご
1
公募?だとこんなもんなのかな。魔女とか吸血鬼とか死病とかの設定頼り、どこかで見たような話ばかりでオチが読めてしまう。ヤングアダルト向けか、SNSの1ページ漫画のネタ帳か。贄桜の話がいちばん綺麗だったかな。2024/01/23