内容説明
映画を通じて、大衆芸能も、批評も人生も、タナゴコロしてしまう。達人はホントに正しいことを正しく伝えるのだ。
目次
ビデオの話
双葉十三郎さんのぼくの採点表
時には映画も人生相談!『8・1/2』映画評
エロへ!(『鬼蓄』)
14番目のシャーリー・マクレーン
アラン・パーカーの心臓音
奪われちまった哀しみに―『その後の仁義なき戦い』
そこで世界は死滅した―羽田澄子監督『痴呆性老人の世界』
そんなひどいことしちゃいけない―映画『ミッション』評
人は何を娯楽とするか―最近娯楽映画考
チャンバラ時代劇講座
「女って哀しいね、お母さん」―『トーチソング・トリロジー』
解題 僕は映画の「お客様」だ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
1
圧巻はやはり「チャンバラ〜」。今や時代の遺物となったチャンバラものがかつては世を席巻し、大衆芸能としての地位を誇っていた。そしてそれが日本の大衆芸能史と深く関わっていた。ちょっと考えれば、誰でもわかることだが、それをここまで徹底して追求し、考察する人はいなかった。そしてそうした橋下氏の仕事はあまりきちんと取り上げられることは未だかつてない。それは今後深く掘り下げられべきことだと思う。そして巻末の付録というか、サプライズというか、読者へのサービスともいうべき、映画ガイドに一瞬目が点。そして抱腹絶倒必至。2022/04/14
Bibibi
0
橋本治さま、難しいです、表現が。2007/09/14