命日

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命日

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309602936
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

美をはらむ恐怖、その香しき世界。あの少女は今夜もやって来る。異界から、哀切な声を響かせて―。一家の運命を暗示するかのように、その少女は現れた。死者と生者とのあえかな交歓を幻想的に描く表題作他、著者自選の四篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

10
良い霊や自覚ないのか悪い霊が出てくる。「命日」「家鳴り」「流山寺」「水無月の墓」「ミミ」の5短編収録。ラップ音を素材とした「家鳴り」が興味深かったがラストでの恐怖が足りなかった。2020/09/29

k.m.joe

4
恐怖感を味わう作品でも、ただ単に異形の者(死者)を恐ろしい存在として描いていない。底辺に、愛着とは少し違う「せつない気持ち」が常に流れ、人生のはかなさを思い知る。これも「もののあはれ」の一つだろう。小池さんは、タイプの違う小説ごとに文体を変えておられるそうだ。今回初めて彼女の作品を読んだので、また別のタイプのものを読んでみるか。2013/05/04

mnagami

3
幻想系ホラー作品。某ガイドブックには最恐短編とあったがそれほどでもなかったかな。どちらかというとじわじわくる怖さに近い作品が多いと思う2016/09/22

こっこ

3
大切な人が出てきたり、見守ってくれていると思うと、うれしいし怖くない。読みやすかった。 2016/07/01

サワコ

2
あの世とこの世とに分かれているのではなくて重なっている部分があることに気付いている、感じることが出来ている、ひとたちのお話が綴られています。2016/06/05

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