ひぐらし荘の女主人 官能篇―小池真理子 短篇セレクション〈2〉

ひぐらし荘の女主人 官能篇―小池真理子 短篇セレクション〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309602929
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

美をはらむ恐怖、その香しき世界。殺したいほど憎いのに、狂おしいほど愛しい。ひぐらしが鳴き乱れる屋敷に、ひっそりと暮らす若き女主人。彼女の魔性に翻弄される男の行く末は?匂い立つ官能美の世界を華麗に描く表題作他、著者自選の二篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりくに

48
70代半ばで、遅読「自慢」ときては、初見の作家などにはとても慎重になる。せめて、私の愛するヤクルトスワローズの今年の勝率(3割4分1厘 最下位)くらいは挙げたい。結果、「当たり!」。ダメージをできるだけ小さくするために(?)短編集を選択。この本は「官能篇」、「エロス篇」ではない。小説を書き出した三十歳頃の小池さんに森瑤子さんは「もう少しエロティックであってほしい」と助言。それから時間をおいて書かれたのが本書の「官能」性溢れる小説群。生身の男女を生々しく露骨に描くことが「官能」と誤解していたと小池さん。 2020/12/27

オレンジ。

4
魔性の女に操られた男の先行きは?官能編とあるが、そうでもない。2015/06/03

こっこ

1
小池真理子さん、好きだ。2016/06/28

サワコ

1
「ひぐらし荘の女主人」「花ざかりの家」「彼なりの美学」の3作品収載。彼なりの~はどこかで読んだことがありました。日常に潜む狂気と官能を美しく品よくまとめていらっしゃいます。さすがは小池真理子さん♪な作品集です。2016/05/03

harururu

0
2004/12/20

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