グリーン版世界文学全集第1集別巻 〈7〉 - 凱旋門

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペグ

48
(西部戦線異状なし)に続きレマルク(凱旋門)。ナチから逃れパリに亡命したラヴィックと偶然出会ったジョアンの恋愛。ジョアンの内面描写や魅力があまり描かれていないため、ただただ独占欲の強い嫌な女性にしか思えません。ラヴィックにしても色々理由をつけてはいるものの最後はジョアンに負けて。恋とはそういうものなのでしょうか?読んでいるうちにイライラ。ラヴィックの内面描写がとても繊細で良かったです。それにしてもレマルクの作品の中で、脇の友人達がとても魅力的です。カチンスキーが一瞬出てきて胸キュンでした(*^^*)2017/04/02

アトレーユ

7
最後の一文がよい。西部戦線〜を読んだ時も感じたが、逼迫感(テンパってる感じ、というのかな)ではない緊張感。それが物語をガチャガチャさせずに静かに進めているように思えて、私はとても好きだな。恋愛要素はなくてもいい気もするが、いかにも女、な存在があることで理想主義的な白々しさがなくなって、よいのかも。2021/12/20

doradorapoteti

1
ナチから逃れてフランスに亡命して幽霊外科医になった男の話。読み応えあった。レマルクの他の小説も読みたくなった。2009/06/01

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