出版社内容情報
テーマの選び方、話の組み立て方、表現のテクニック…企画書や小論文で役立つ、誰でもすぐに実践できる珠玉のノウハウを伝授!
内容説明
文章には、書き手の思考力や発想力が如実にあらわれる。では「頭がいい人」と感心される、うまい文章の要諦とは?企画書、報告書、論文、手紙、メール…あらゆる文章をそつなく書くための知恵と技能を授ける書!
目次
プロローグ 文章ほど、その人の“頭のよしあし”が表れるものはない
1 書き始める前にこの“仕込み”を忘れない
2 読み手の興味を巧みに誘導する話の組み立て方
3 冒頭の一行で強烈なインパクトを与える極意
4 このちょっとした工夫で、格段に読みやすい文章になる
5 文章のルールを守らなければ趣旨は正確に伝わらない
6 読み手の心をつかむ、文章の上手な磨き方
7 出来ばえを決定づける仕上げのチェックポイント
8 文章力を鍛錬する頭がいい人の習慣術
著者等紹介
小泉十三[コイズミジュウゾウ]
1956年生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社に入社し、一般書・実用書の編集に携わる。その後、独立して事務所を構え、単行本や雑誌への執筆活動を精力的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
22
新装版なので時事ネタがやや古い。だけど内容の鮮度はピチピチでした。分からないことは書かない。長ったらしく書かない。慣用句は使う前に意味を調べる。2020/06/15
ゆう
9
エッセイって、だいたいわかってる話が多かったりするけど、この本は違った。頭の悪い人の文章を読んでもそんなに変だとは思えず、普通じゃないのかなと思ってるところへ頭の良い人の文章を読んだら違いは歴然!同じ内容でも文章の組み立て方で読みやすくも読みにくくもなる。 「~が」と「~は」の使い分け。 「~に行く」と「~へ行く」の違い。あえてカタカナにする言葉など、勉強になる事が盛り沢山の内容だった。2021/01/29
無理矢理読書会@半田建設
4
大学生の論文対悪のような本だったが自分のレベルに合っていたと思える本だった。ダラダラ長い文章は良くない、難しい漢字を無理に使わない、など当たり前の様なことが再確認できた。また最後を決めて文章を作り上げるということの説明を料理に例え、苦手な人がカレーを作る場合、先に具は何するか、辛さはどうするかと考えると良い、料理が上手な人は材料を見て何の料理を作るかと先に考える、という説明は理解し易かった。説明する時も結論を先に伝えると分かり易いので文章も最後を考えて書いたほうが早く書けて分かり易いのだと思った。2020/10/05
tori
2
この本で一番参考になったのが、1200字程度の文章を書くときは内容は一つか二つに絞ること。もし複数の内容を書くことにしたらメインを10行、サブを3行などとメリハリをつけ、あくまで結論がはっきりと一つになるようにすること。さらに、今後この知識を使うことがあるか不明だが、何かについて論ぜよというお題を出されたら、テーマを真正面から論じてしまうとふつうは月並みな意見しか書けないので、そうせずに自分のエピソードと絡めてテーマの周辺を語ったほうがよいとのこと。文章練習には分量、論理性から社説の写経がよいとのこと。2022/05/04
種蔵珪也
2
時事ネタってこんなすごいスピードで古くなっていくんだとびっくりした。総理の氏名が最近ではなかったので、事例古くないか?と思って2回くらい発刊年月日確認してしまった。新装版と気付けたので着席。というところばかりきになってあまり内容に集中できなかった。どこかで読んだ内容もはじめてしった内容もあった。大事なことは古びないが、時事ネタは時とともに通じにくくなることを思い知った一冊。2021/05/19