内容説明
映画やTVドラマの中で、捜査の難航する事件を鮮やかに、次々と解決する犯罪者プロファイラー。複雑化して見える日本の犯罪。その捜査において犯罪心理学の、この新たな手法に期待が高まる。現実の犯罪者プロファイリングは、どんなものか?事件と格闘した第一人者ならではの生きた情報はあなたを救う“実学”にもなるだろう。
目次
事件解決の手掛かり―犯罪者プロファイリングの役どころとは
犯罪者プロファイリング前夜―人はなぜ罪を犯すのか、犯罪者の共通点とは
犯罪心理学と江戸の捜査―今も昔も、人の行動から犯罪を見抜く
FBIのプロファイリングの開始―犯罪現場は、犯人の人格を反映している
証拠隠滅か、歪んだ性の暴走か―バラバラ殺人をプロファイリングする
日本の犯罪者プロファイリングの動向―きっかけは「宮崎事件」だった
わいせつ、略取・誘拐、交通ひき逃げ…―多様な犯罪をプロファイリングする
いじめをプロファイリングする―若者たちの心の異音を聴く
ポリグラフ検査とは何か―犯人しか知らない記憶に斬り込め
犯罪者プロファイリングの新たな展開―大切な人に迫る犯罪を未然に防げ
バラバラ殺人事件、解決は目前か―平均的な犯人像とは正反対の人物を追え
犯罪者プロファイリングの実力―バラバラ殺人事件の意外な結末
犯罪者プロファイリングの凄い話
著者等紹介
桐生正幸[キリウマサユキ]
1960年、山形県生まれ。山形県警科学捜査研究所主任研究官としてポリグラフ検査や次にどこで事件が発生するかを予測するプロファイリングの業務などに携わったのち、博士(学術)を取得。現在は、関西国際大学人間科学部人間心理学科教授、日本犯罪心理学会理事。「人を犯罪に走らせる要因」総合的に検討し、実践的な犯罪心理学の研究を行なっている。さらに、国、自治体や警察の会議をはじめ、全国の地域やPTAに防犯分野の提言を行なうなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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