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Kawade夢新書
ダ・ヴィンチの遺言―「万能の天才」が私たちに残した謎と不思議とは?

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309503165
  • NDC分類 702.37
  • Cコード C0223

内容説明

芸術をはじめ、ありとあらゆる学問分野で超人的な才能を発揮したレオナルド・ダ・ヴィンチ。その生涯と活動をつぶさに追うと“天才”のひと言では括れない意外な素顔が見えてくる。今なお脚光を浴び続けるこの人物は、いったい何者なのか?ベールに包まれた“真実”に肉迫する。

目次

1章 その生い立ちとダ・ヴィンチ家の秘密―少年レオナルドが背負った特異な運命と才能
2章 “ダメ息子”だった修業時代―仕事放棄に挫折、敗北…。茨の道を歩んだアーティスト
3章 才能を爆発させた諸国歴遊の冒険時代―音楽、軍事、天文、医学…。あまりに先進的な活動の全貌
4章 “万能の天才”の知られざる素顔―思考法、夢、愛のかたち…。浮かび上がる驚きの人間像
5章 傑作に施された超技法と隠されたメッセージ―『最後の晩餐』『モナ・リザ』…。名画の暗号を読み解く
6章 衝撃的な、『ダ・ヴィンチ・コード』が描くキリスト教世界―永遠の神秘に包まれたマグダラのマリア、聖杯伝説…の深層

著者等紹介

池上英洋[イケガミヒデヒロ]
1967年、広島県生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修了。専門は西洋美術史。イタリアと香港の研究機関で研究・執筆したのち、現在、恵泉女学園大学助教授。レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、中世からバロック時代の芸術家の分析を通じて、社会構造や思想状況を明らかにする方法に定評がある。2005年、東京で開かれた国際シンポジウム「レオナルド/天才の挑戦」では司会を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊未

2
等身大の人間レオナルドについての一冊。その生涯、少ない作品、残された手稿から時代背景まで暖かく紹介されている。両親に縁薄かったが、私生児とはいえ父親代わりに恵まれ、実の父親は実力者で助力があったかもしれないこと。母親の晩年に短い年月でも共に生活できたと考えることができれば、本当に救われる。美貌で不肖の弟子、後事を託した愛弟子のこともわかりやすい。また、「優秀なパトロン」イル・マニーフィコの外交政策、フランスに招いたフランソワ一世の思惑も興味深い。2014/05/11

こう

1
ダ・ヴィンチの生い立ちから晩年までのひと通りの流れを理解できる。ミケランジェロのように裕福な家の出身でなく、底辺からの出発。結局お金については豊かな思いをすることはなかったが、その状況をなんとかしたいという想いはあった。そんな中でいくつかの有名な作品はできているが、完成までもっていけた作品は習作の数と比べるとかなり少なかったらしい。習作も素晴らしいものが沢山あったはずなのに彼の死語にそれを受け継いだ何代か後の人によって失われてしまったのだと。全て揃ってたらさらにすごい人だったことがわかったはず。2013/04/01

樹海迷路

0
ダ・ヴィンチを知る上でとても参考になった。リラの名手だったことは何かで読んだことがあったが、本書でダ・ヴィンチが最初、音楽家として脚光を浴びたこと、総合演出家として名を馳せたことにも驚いた。それにしても、ありあまる才能がありながら、なんと不遇な人であったか!2013/12/22

akazu1

0
ダヴィンチ全般の解説書。彼がオールマイティだったことは本書を通じて十分思い知らされましたが、欲を言えば絵画好きなわたしとしては絵の解説がもう少し欲しかったです。当時の画家の唯一性の低さや、待遇の低さを知り、ルネサンスって結構シビアだなーと感じました。まさか戦国時代だったとは!びっくり。最後のほうのダヴィンチ・コードの解説は、わたしが読んでいないせいかダルかったです…2012/11/29

komeri

0
図書館本:レオナルド・ダ・ヴィンチは万能の天才と言われているが、彼一人だけが万能ではなかったことを知って驚きました。彼の作品は少なくとも成功した人物だと思っていたけど、挫折の連続であったことが衝撃的でした。2012/08/15

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