内容説明
私たちは、サルからヒトへ、どのように進化、発展を遂げてきたのか。なぜ、数多くいた人類の中で、ネアンデルタール人などは絶滅し、どうして私たちホモ・サピエンスだけが生き残れたのか。人類はアフリカからどのように世界に広がり、日本へやってきたのか。驚きの研究成果を明かす。
目次
1 サルから猿人へ―人類はこうしてヒトへの一歩を踏みだした
2 原人の出現と拡散―アフリカでの誕生と母なる地からの旅立ち
3 アジアの原人たち―理想郷にたどり着いた原人たちの新たなる挑戦
4 旧人と新人の共生の果てに―ホモ・サピエンスの登場と消えたネアンデルタール人の謎
5 新人の時代―そしてホモ・サピエンスは繁栄の道を歩み始めた
6 あなたの起源―日本人の祖先はどこからやって来たのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
5
森のヒトである猿人は、どうやらアフリカ東部における1000万年前のグレート・リフト・バレーから進化したらしい。地球の強烈な地殻変動(突如キリマンジェロができるくらい)によって、熱帯森林から草原に環境が変化。それに伴い、食糧確保が困難になり、類人猿の一部が猿人となって遠くを見渡せる二足歩行、両手を自由に使えるようになり道具を開発。こうした経験値がDNAの変異を引き起こしたようだ。その後も寒冷と温暖を繰り返す厳しい地球気候変動に合わせて、猿人の一部が原人に、原人の一部が旧人に、旧人の一部が新人へと進化する2021/09/18
ことよん
0
先日、NHKで放映された「ヒューマン」の関係で、借りて読みました。年代の単位が違うので、頭がついていけません。恐竜の時代は、1億6000万年。猿が2足歩行しだして、まだ500万年。我が人類の祖である、ホモサピエンスが登場して10数万年。人間が文化を持ち始めて、まだ数千年。人類は、この先、本当にどうなるのでしょうか?2012/04/23