内容説明
上下がまったく逆さに映るメガネ、左右が逆に見えるメガネ、この特別なメガネを24時間つけたまま、一か月間生活すると…。本書は、このユニークで興味深い“逆さメガネ”実験や、あなたの目をダマす様々な錯視図形に触れることで、私たちが外界をどのように知覚するかを、わかりやすく解説。“知るとは何か”“見るとは何か”という人間心理の根本に迫る。
目次
1 “視覚”はこんなにダマされる―見ているのに見えない不思議!
2 人が外界を“見る”メカニズムとは―目に映る像は実は逆さま。なのに、なぜ正立して見える?
3 モノの“見え方”を探る、さまざまな実験室―人は目で“見る”ことで外界を正しく知るのだろうか
4 逆さメガネ実験が解く“見る”“知る”の謎―逆さまの世界で人はどう行動するか
5 サルに逆さメガネをかけてみると…―動物たちは外界をどのように知覚する?
6 知覚実験から人の不思議が見えてくる―逆さメガネが拓くバーチャル・リアリティの未来