内容説明
260年もの泰平が続いた江戸時代。当時の庶民の暮らし方は、どのようなものだったのか。モノを大切にして、とことん再利用したその姿勢とは。育児や教育はどうしていたか。失業問題や老後の不安はなかったのか。“制度疲労”を起こしている現代社会に生きる私たちに、清新な示唆を与える温故知新の書。
目次
1章 徹底したリサイクルでモノを無駄にしない生活術
2章 ぎりぎりの収入なのにこころ豊かに生きるマネー感覚
3章 「粋」という美学を実践した江戸っ子の生き様
4章 子供も老人もいきいきと暮らせる隣近所の機能
5章 高い技術力と失業ゼロを誇った職業事情
6章 泰平の世を保った優れた江戸の街の仕組み