内容説明
「前方後円墳」というものの、じつはどちらが前か不明？！「鉄砲は、ポルトガル人によって伝来した」かどうかわからない…など、日本史の“定説”は、けっこう曖昧だった―。
目次
１ 縄文・弥生時代のここがハッキリしない！―たとえば「縄文人」は弥生時代以後、どうなったかわかっていない…
２ 古墳時代のここがハッキリしない！―たとえば「前方後円墳」は、どちらが前とは決まっていない…
３ 飛鳥時代のここがハッキリしない！―たとえば「大化の改新」で本当に改革が行なわれたか、疑いがある…
４ 奈良・平安時代のここがハッキリしない！―たとえば「平安遷都」が行なわれた真因はあやふやなまま…
５ 鎌倉・室町時代のここがハッキリしない！―たとえば「鎌倉幕府の成立」は、いつの時点か確定されていない…
６ 戦国時代のここがハッキリしない！―たとえば「鉄砲伝来」は、ポルトガル人が最初というのは怪しい…
７ 江戸時代のここがハッキリしない！―たとえば「赤穂浪士」が四十七士だったとは決めつけられない…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
目新しい話がたくさんあるわけではないですが、さらりと読むとそんな話もあったなと思い出しますので、時間がある時に読むのにいいと思いました。2023/02/24
魑魅魍魎
1
縄文・弥生から江戸まで，「定説」と呼ばれている説に対する反論等を纏めた本．何となく歴史に興味がある，という人は，更に興味をそそられるコト間違いなし．ひとつ一つのトピックが短く，数が多く，詳しく知らない話題でも大掴みで理解出来る．2011/01/13
入江・ろばーと
0
書いてるのが同じ団体だからだろうけど、20年前の本とネタが被ってるのが何かおかしい。(苦笑)2017/01/29
ごみくず
0
速読.所謂「コンビニ本」。『学校で習った日本史が信じられなくなる』とは、単純に研究の成果により通説が変わった、もしくは、昭和の有名小説家が創作で広めた説と実際の研究が違う、というだけで、コンビニ本特有の煽りタイトル詐欺的な内容。例えば「鎌倉幕府の成立が征夷大将軍就任の1192年から義経捕縛の為全国に守護と地頭の設置した1185年にする」や「足利尊氏と思われていた絵は実は高師直。家紋や戦に敗れた風の描写が」など、歴史の受業を適当に受けただけの人が驚く程度の内容なので、その程度の興味なら手にとらなそうではある2011/01/31
monkey
0
対象年齢は40台前半～30代半ばの団塊ジュニア世代なんでしょうが、このての本を買う様な層にしてみれば、いまさら感ががぬぐえない内容。少なくとも個人的に新しい知識は得られなかった。とはいえ貶すほどヒドイものでもないので、普段この手の本を読まない人には面白いのかも。2011/11/04
