出版社内容情報
平安時代につくられ、足利将軍家、秀吉、家康……と渡っていった「童子切安綱」をはじめ、驚きの歴史エピソード満載の名刀を紹介!
内容説明
室町将軍が最期に振るった大典太光世、桶狭間の戦いで信長が分捕った義元左文字、源頼朝以降、武人の間を渡り歩いた骨喰藤四郎…。武将、将軍、天皇を魅了した刀剣のすべて!
目次
1章 数奇な運命をたどった天下五剣
2章 源平のつわものと命運を共にした名刀
3章 足利将軍家の盛衰を物語る宝刀
4章 義に生きた武人・上杉謙信の佩刀
5章 風雲児・信長が蒐集した「名物」
6章 太閤・秀吉自慢の刀剣コレクション
7章 幕藩体制を築いた徳川家の秘蔵刀
8章 奥州の雄・伊達政宗が愛した刀
著者等紹介
三浦竜[ミウラリュウ]
東京生まれ。編集者を経て、執筆業に専念。以来、新聞・雑誌・書籍を舞台に、歴史・文化を中心に硬軟自在の切り口で作家活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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feodor
3
源氏・平氏・室町将軍、そして三英傑や上杉・伊達などにまつわる刀剣の紹介がされている。図版がないのは残念だが、それほど見てちがいがわかるわけでもないので、文句は言えない。50項目以外にも、関連させて触れているので70項目くらいはある感じ。そして、茶器と並んで刀剣というもの自体が戦国から安土桃山・江戸のころには収集の対象でもあり(一方で実用でもあるところがあるが)、褒美や献上品としてやり取りされているのがなるほどとうかがわれる。落ち着いたら徳川美術館にまた行きたい。2020/04/30
N.K
2
有名どころ50の刀剣を集めた、コンパクトな一冊。簡潔な由来と刀身の長さなどのデータが記載されて、最低限の情報は入っていると思います。 それにしてもど武器の名付け方って結構直球ですね。この辺りは日本も海外もあまり変わらない。ただ、普段聴き慣れていない言語ってだけで、特別な固有名詞感があるんですよねー。2020/04/01
冬桐
2
面白かった! 大河と某ゲームの影響もありつつ、歴史が大好きな人間にとってはとっても読みごたえがありました! これを片手に、美術館や博物館を巡っても楽しいだろうなー、また今回の大河もこの知識がありつつ見てみると、また別な見方で、色んな方面から楽しめるなーと思いました!2020/01/27
しゅうこう
1
刀剣自体の名前と言うと、坂本龍馬の陸奥守吉行か土方歳三の和泉守兼定くらいしか今まで知らなかった。なぜ本書を手に取ったのかは当時を思い返してみても謎だけど、刀剣にフォーカスして時代の流れを追っていくのは新鮮で面白い。内容は50に絞っていたけれど、もっと刀剣について詳しく調べていけば、より日本史の深みにもはまっていけそう。
ゆきこ
0
刀剣と武将のエピソードが書かれているのが良かった。日本刀について小難しく書かれた本より、こういった本のほうが入門にはいいのでは?2021/02/16