内容説明
終刊から四半世紀を経たいま、幻の雑誌として伝説的に熱く語られている「奇譚クラブ」―それはどんな雑誌だったのか、どんな人がかかわり、創っていたのか。関係者の証言をまじえ、豊富な写真・図版とともにその全容に迫る。
目次
「奇譚クラブ」の育ての親
人気の縛り絵師
喜多玲子のソックリさん
サド・マゾ小説で牽引
縛られた女たち
緊縛師とカメラマン
マゾ女性の告白
短歌と川柳
黒髪への憧れ
猿轡への執着〔ほか〕
著者等紹介
北原童夢[キタハラドウム]
1953年、愛知県生まれ。早稲田大学文学部卒業。演劇実験室『天井桟敷』で寺山修司に師事。以後、劇団主宰を経て、文筆業へ
早乙女宏美[サオトメヒロミ]
1963年、東京生まれ。ピンク映画八十数本に出演。87年から、SMの精神的世界を表現するパフォーマンスを始める
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