内容説明
妻の不倫に逆上した男がしのびこんだ家には、寝乱れ姿の三人の女のむせかえる肉の匂いが充ちていた。雪白の柔肌に男は思わず欲情に狂い、血を逆流させて…。男は神戸地裁で法の裁きを受けることになり、喚問された女たちは証言台に立って陳述する。「嘘だ!三人も強姦するもんか」―強姦なのか和姦なのか。弄ばれたのは、いったいどちらなのか。
著者等紹介
小宮卓[コミヤタク]
1928年生まれ。明治・大正・昭和の秘本蒐集二千点有余。目下、精細な研究書誌を編纂中
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