内容説明
ゴダール、タルコフスキー、シュミット、エリセ…日本公開時に行なわれた、名作の数々をめぐって映画の達人どうしが縦横無尽に語りあかす、愛と本音がこぼれる名トーク集。さらに、古今東西の映画をめぐって、自由自在に語りあう対談も収録。映画音楽の話や、架空の十夜連続上映会の催しなど、まさにシネマの快楽満載。
目次
ゴダールらしさの構造―ジャン=リュック・ゴダール『パッション』をめぐって
なんというナイーヴさ―ゴッドフリー・レジオ『コヤニスカッティ』をめぐって
室内のソ連市民社会―ニキータ・ミハルコフ『ヴァーリャ!』をめぐって
知を揺るがす宇宙論的変容―アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』をめぐって
名づけられないものの相貌―ジャン=リュック・ゴダール『カルメンという名の女』をめぐって
メロドラマの映画術―エットーレ・スコラ『特別な一日』をめぐって
夢の密輸―ダニエル・シュミット『ラ・パロマ』をめぐって
記憶の集積、イメージの再生―ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』をめぐって
木霊を喚起する力―ビクトル・エリセ『エル・スール』をめぐって
著者等紹介
蓮実重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年生まれ。映画評論家、フランス文学者。映画関係の著書に「シネマ記憶装置」「監督 小津安二郎」「ハリウッド映画史講義」<映画狂人>シリーズ等
武満徹[タケミツトオル]
1930~’77年。作曲家。代表作に「ノヴェンバー・ステップス」等。映画音楽に勅使河原宏監督「砂の女」、大島渚監督「愛の亡霊」等。著書に「武満徹著作集」等
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
しゅん
Bartleby
TOMYTOMY
gorgeanalogue