河出文庫<br> 暮しの中の妖怪たち

河出文庫
暮しの中の妖怪たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309473963
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0139

内容説明

人々は妖怪を恐ろしいものとするいっぽうで、現実から離れた妖怪世界を求めてきた。そして不思議な出来事、奇怪な現象を妖怪のしわざとして語り伝えたのである。こうしてかたちづくられた妖怪の姿を、各地に伝えられる昔話や伝説、古代から近世に至る各種の文献など興味深い資料を駆使して明らかにし、民俗学から見た妖怪の性格や正体、現代における意義を探る。

目次

1 暮しの中の妖怪たち(鬼;天狗;河童;河媼;シバテン ほか)
2 妖怪―その聖と俗(妖怪の性格;妖怪の出現空間;妖怪の正体;妖怪出現の時;妖怪と現代 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

20
鬼・河童・天狗‥等、有名でも有名じゃなくても日本に出没記録のある妖怪たちの伝聞・伝承がコンパクトに集録された妖怪集。その妖怪の特徴や出没場所、何時頃から名前が伝わるようになったかなど、妖怪好きには参考文献も含めて興味深い一冊。何故妖怪は出没するのか…誰が初めに目撃して誰が記録し、どう現代まで伝わってきたのか。そして地域ごとに特徴ある妖怪が生まれてくるのは何故なのか。『常陸国風土記』から『文福茶釜』まで幅広い資料を抜粋し紹介してくれる。人知を超えた存在を認めることが出来る世の中で、怪異とは何か意義を探る。2020/01/25

agri

0
妖怪のイロハ2011/05/11

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