感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kk
17
敬愛する加門七海先生お得意の「結界」謎解き系ルポルタージュ。前作「大江戸魔法陣」の後を受けて、大東京を取り巻くオカルト的仕掛けのルーツと構造に迫ろうとするもの。今回は、また数々の神社を勝手に結んでたくさんの三角形を描きまくり、江戸と紀州熊野辺りの結界のシンクロや、明治以降の東京に施された結界の謎に取り組みます。正直なところ、些か牽強付会の趣もなしとしないように思われますが、ホントにこんなだったら面白いなってな感じで、またそこはかとないロマンを唆られてしまいます。加門先生のこういうの、大好きです。2022/05/17
meow3
12
徳川将軍家から天皇の居城になった現皇居。如何に徳川および武蔵野の地霊や神々を封じ込め、天皇家の発展のために魔方陣を敷くか、寺社仏閣だけでなく鉄道まで駆使しているのが凄い。そして天皇自体を神とすることにより国土の安泰の礎を築いたが天皇が現人神から降りることにより、それが弱まってしまっているのでは？とのこと。でも現人神である頃から震災や空襲はあったけどなあ。テレビ局所在地の不思議も面白かった。2018/03/13
岡本匠
12
何だか入り込めず、読むのに時間がかかってしまった。 明治以降に東京に張り巡らされた結界、魔法陣は、徳川家を封じ込めること。そして、天皇の力を高めていくことだという。 と言われても...2016/02/25
つらら＠道東民
6
加門さんの呪術に対するオタク度合いが好き。個人的には天皇陛下の御衣の考察が面白かった。（宮内庁に電話したのもすごいなぁ。）皇太子様の典礼の衣が残されていくんだから、陛下のだったら某かに使われるのではと想像しますね。2013/05/13
miroku
5
『帝都物語』を思い出す。前島密という人物が気になる・・・。2011/02/10
