河出文庫<br> 最後の宦官―溥儀に仕えた波乱の生涯〈下〉

河出文庫
最後の宦官―溥儀に仕えた波乱の生涯〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309472706
  • NDC分類 926
  • Cコード C0122

内容説明

中華民国政府の優待措置により命脈を保っていた清朝皇室は、一九二四年、馮玉祥のクーデターによって紫禁城を追われた。自らの意志に反して歴史の激流に呑み込まれる結果となった若き〈宦官〉孫耀庭は、近代化という変革の大波の中に〈宦官〉である自己の身体をあずけ、翻弄される。清朝末期から文化大革命までを生き抜いた“最後の宦官”が見た、もう一つの中国近現代史後編。

目次

町の中へ
江湖人
再挑戦
呉老公
満州国
白雲観
立馬関帝廟
新しい時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白猫の単語

1
コオロギ合戦あたりから紫禁城で出世していく上巻が面白い。「偽満州国」に移された後の溥儀夫妻との再開、別れはあまりに呆気なく切ない。才気煥発で信心深い主人公だが苦労人のせいか意外と計算高く、ちょっとした悪事をはたらく場面は少し残念。出世も紫禁城を出るまでの限定で哀れ。これが「最後の宦官」の宿命だった。2014/06/23

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