感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
16
江戸の枕絵師 (河出文庫) >> 久しぶりに読んだ。読み返して、改めてさすが第一人者の著だと確認。この本をゲットした昔の自分を褒めたい。枕絵の数々を眺めるのは楽しいが、肝心の部分が白く抜かれているのが惜しい。あの東海道五十三次の広重は、自分の子や妹の子供らを引き取って、金に窮していて、得意ではない枕絵にも手を出したとか。北斎らとは比べ物にならない下手な絵(人、特に女性を描くのが苦手だったみたい)。しかも、まったくのコピーを売ろうとしていた。ちなみに安藤広重という呼称は間違いだそうです。2017/04/18