河出文庫 怒り―心の炎を静める知恵

ティク・ナット・ハン【著】〈Ｔｈｉｃｈ Ｎｈａｔ Ｈａｎｈ〉/岡田 直子【訳】

河出書房新社（2021/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 15cm
• 商品コード 9784309467467
• NDC分類 188.84
• Cコード C0114

出版社内容情報

怒りは除去すべきのもではなく、思いやりと幸福に変えられるものーーブッダの根本思想を実践的にわかりやすく説くベストセラー。

内容説明

怒りのスイッチ。それは、自分の身を守るための「闘争スイッチ」だ。コントロールできない「怒り」「憤り」「いらだち」は必ず苦しみと不幸をもたらす。―このスイッチをオフにすること。「怒り」を取り去るのではなく別なものに変容させるのだ。世界的な仏教の指導者であり、マインドフルネスを提唱し世界に普及させた禅僧の名著。

目次

１　怒りの消費
２　怒りの炎を消す
３　真実の愛の言葉
４　変容
５　思いやりあるコミュニケーション
６　あなたの般若心経
７　敵はいない
８　怒りという習慣のエネルギー―デイビットとアンジェリーナ
９　マインドフルネスとともに怒りを受け入れる
１０　マインドフルな呼吸
１１　浄土の回復

著者等紹介

ティク・ナット・ハン［ティクナットハン］ ［Ｔｈｉｃｈ　Ｎｈａｔ　Ｈａｎｈ］
１９２６年、ベトナム生まれの禅僧、平和と人権運動家。ダライ・ラマ１４世と並び称される世界的な仏教者であり、精神的指導者として有名。ワシントンでベトナム戦争の和平提案を行い、影響を受けていたキング牧師の推薦で翌１９６７年度のノーベル平和賞候補となる。１９７３年のパリ平和会議でベトナム仏教従主席代表を務める。政府から帰国拒否され、１９８２年、南フランスにプラムヴィレッジ・瞑想センターを設立。マインドフルネスの提唱と普及に努める一方、地球温暖化に警鐘を鳴らすなど社会活動を続ける

岡田直子［オカダナオコ］
１９７５年生まれ。中央大学法学部卒。ヨガ講師、ＮＧＯスタッフ。ＮＧＯ活動のほか、編集、翻訳、通訳などに携わる。高校時代にカナダに留学。２００２年、米国サンディエゴの師主宰の僧院「ディア・パーク」で師の教えに出逢う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[西]

腹の底までストンと落ちてそれを実践することの難しさ。わかってはいるけど、というのでは所詮わかっていないのだろう。何度も読むことで自分の心になじませていかないとと思う。とりあえず今思うのは、自分がいかに執着してしまっているかに気付くことから。

2022/05/29

[秋津]

途中まで。読むのが辛かった。

2022/06/10

[釜煮蕎麦]

日常一人で実践するのは難しいと感じる部分もある。怒りの捉え方を変えるきっかけになると思う。

2022/04/03

[ishida]

言わんとすることはわかるが、実践はむつかしいすね

2022/10/22

[newpapa]

面白い本であったが、遠い昔同じような本を読んで、その著者が後々にある意味凄い人だと知り、このタイプの本を純粋に感動できなくなっている。難しいものである。そのためか、100年は時代が経ていないと、その本を受け入れられないなと思っている。

2022/08/20