出版社内容情報
9.11以後、長年罪状不明の収監の地獄から世界へと発した手記。今年10月日本公開映画「THE MAURITANIAN」原作。
内容説明
米同時多発テロ以降、テロ容疑者収容所として、少なくとも約七八〇名にのぼる人々が罪状不明のまま米国政府により収監された、キューバのグアンタナモ収容所。一四年間にわたり拷問と虐待の日々を過ごした著者が、獄中から世界へと発信し、悪夢のような国家犯罪の実態を明らかにした手記。世界が震撼した衝撃の書。
目次
ヨルダン~アフガニスタン~グアンタナモ―二〇〇二年七月~二〇〇三年二月
グアンタナモ以前(セネガル~モーリタニア―二〇〇〇年一月二十一日~二月十九日;モーリタニア―二〇〇一年九月二十九日~十一月二十八日;ヨルダン―二〇〇一年十一月二十九日~二〇〇二年七月十九日)
グアンタナモ(グアンタナモ―二〇〇三年二月~八月;グアンタナモ―二〇〇三年九月~十二月;グアンタナモ―二〇〇四年~二〇〇五年)
著者等紹介
スラヒ,モハメドゥ・ウルド[スラヒ,モハメドゥウルド] [Slahi,Mohamedou Ould]
1970年モーリタニア生まれ。奨学金を得てドイツの大学に留学後、エンジニアとして働く。2000年にモーリタニアに帰国し、翌年米国の要請のもとモーリタニア当局により身柄を拘束され、ヨルダンで拘禁。2002年8月5日にグアンタナモ収容所へ移送され、様々な拷問を受ける。2010年、連邦判事はスラヒを即座に釈放するよう命令したが、それが実現されたのは2016年10月16日だった。モーリタニアに帰国した後も渡航ビザが発行されないなどの政治的圧力を受けている
中島由華[ナカジマユカ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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