河出文庫<br> モーリタニアン 黒塗りの記録

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河出文庫
モーリタニアン 黒塗りの記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309467382
  • NDC分類 936
  • Cコード C0198

出版社内容情報

9.11以後、長年罪状不明の収監の地獄から世界へと発した手記。今年10月日本公開映画「THE MAURITANIAN」原作。

内容説明

米同時多発テロ以降、テロ容疑者収容所として、少なくとも約七八〇名にのぼる人々が罪状不明のまま米国政府により収監された、キューバのグアンタナモ収容所。一四年間にわたり拷問と虐待の日々を過ごした著者が、獄中から世界へと発信し、悪夢のような国家犯罪の実態を明らかにした手記。世界が震撼した衝撃の書。

目次

ヨルダン~アフガニスタン~グアンタナモ―二〇〇二年七月~二〇〇三年二月
グアンタナモ以前(セネガル~モーリタニア―二〇〇〇年一月二十一日~二月十九日;モーリタニア―二〇〇一年九月二十九日~十一月二十八日;ヨルダン―二〇〇一年十一月二十九日~二〇〇二年七月十九日)
グアンタナモ(グアンタナモ―二〇〇三年二月~八月;グアンタナモ―二〇〇三年九月~十二月;グアンタナモ―二〇〇四年~二〇〇五年)

著者等紹介

スラヒ,モハメドゥ・ウルド[スラヒ,モハメドゥウルド] [Slahi,Mohamedou Ould]
1970年モーリタニア生まれ。奨学金を得てドイツの大学に留学後、エンジニアとして働く。2000年にモーリタニアに帰国し、翌年米国の要請のもとモーリタニア当局により身柄を拘束され、ヨルダンで拘禁。2002年8月5日にグアンタナモ収容所へ移送され、様々な拷問を受ける。2010年、連邦判事はスラヒを即座に釈放するよう命令したが、それが実現されたのは2016年10月16日だった。モーリタニアに帰国した後も渡航ビザが発行されないなどの政治的圧力を受けている

中島由華[ナカジマユカ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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chiro

4
9.11のアメリカ同時多発テロの後、容疑者として拘束された著者スラヒ。真面目で信心深い彼はたまたま出入りしていたモスク、たまたま知り合った人間たちが疑わしいという繋がりで重要者リストに入ってしまう。キューバのグアンタナモ収容所で受けた尋問、拷問、虐待にも屈する事なく人間性を保ち続け、決して恨んだりしない彼の強さと知性に感服してしまった。黒塗りの部分が多く読みづらさもあるが、この時代に先進国アメリカが行う残虐な行為はむしろ多くのテロリストを産み出しているようにも思える。2021/12/18

むらむら

3
確たる証拠もなく不当にグアンタナモへと長年収容されていたスラヒ氏の手記。個人名などは全て黒塗り。映画がこの原作にかなり忠実だというのを確認したと同時に、スラヒ氏の冷静かつウイットに富んだ書き方(しかも獄中で英語を取得!)が魅力的で、この長い投獄生活を耐えていけた理由を察することが出来る。無実の人は勿論だが、疑わしき人でも拘禁や拷問といった人権を侵害する行為を国家が行う危険性について意識的でありたい。身に覚えのないスラヒ氏に振りかかった事実を考えれば、誰もが「明日は我が身」と感じる筈。映画も観て欲しいです。

CHRONO

1
9.11の容疑者としてアメリカに目を付けられ、民主的な法のもとを装った手段で執拗に追われた挙句、実質治外法権のグアンタナモに収容され、アメリカ相手をに終わりの見えない戦いに巻き込まれたスラヒの手記。アメリカの正義や民主主義の建前と裏側がぎっしり詰まっている。読み物としては楽しいものではないが、今の世界の実質を知るうえで一読の価値があると思う。人名などけっこうな部分が黒塗りでの公開であるが、非公開となっていたこの手記がアメリカの弁護士などの努力により出版に至るまでを追った映画もあるようなので是非見てみたい。2024/03/17

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