河出文庫<br> ヒーラ細胞の数奇な運命―医学の革命と忘れ去られた黒人女性

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河出文庫
ヒーラ細胞の数奇な運命―医学の革命と忘れ去られた黒人女性

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  • サイズ 文庫判/ページ数 607p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309467306
  • NDC分類 936
  • Cコード C0147

出版社内容情報

ある黒人女性から同意なく採取され「不死化」したヒト細胞。医学に貢献しながらも、忘れられた彼女の存在。衝撃のノンフィクション。

内容説明

若くして癌で亡くなった黒人女性ヘンリエッタ・ラックス。彼女の同意なしに採取された細胞は、世界初の“不死化したヒト細胞”となった。彼女の死後も生きつづける細胞は“HeLa”と名付けられ、医学に多大な貢献をした。一方で、彼女自身の名前は隠され、遺族も事実を長年知らされることはなかった―。医学・倫理・人種・信仰などをめぐる衝撃のベストセラー・ノンフィクション。

目次

第1部 生(運命の検査―一九五一年;クローヴァー―一九二〇年~一九四二年;診断と治療―一九五一年 ほか)
第2部 死(嵐―一九五一年;ヒーラ工場―一九五一年~一九五三年;ヘレン・レイン―一九五三年~一九五四年 ほか)
第3部 永遠なる命(「生きてるんだって!」―一九七三年~一九七四年;せめてすべきこと―一九七五年;「ぼくの脾臓を売っていいなんて誰が言った?」―一九七六年~一九八八年 ほか)

著者等紹介

スクルート,レベッカ[スクルート,レベッカ] [Skloot,Rebecca]
アメリカのサイエンス・ライター。調査と執筆に10年以上費やした『ヒーラ細胞の数奇な運命―医学の革命と忘れ去られた黒人女性』(原題:The Immortal Life of Henrietta Lacks、2010年刊)は『ニューヨーク・タイムズ』紙ベストセラーリストに挙げられるなど高い評価を受け、2017年には、HBOフィルムズにより映画化もされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつ

42
法律、医学、宗教、科学、偏見や差別、そしてそれらにまつわる今なお進んでいる歴史を描いたドキュメンタリー。 平和、平等憲法を日本ですら勝ち得た第二次世界大戦後に、自由の国アメリカですらこのような状況だったということに怒りすら覚える。新進の科学ジャーナリストの描く名著。 おそらくさほど利益の出ないこうしたテーマの本を、文庫で送り続けている河出書房には敬意を表します。2021/12/30

Miyako Hongo

6
現在あらゆる医療研究機関で利用されてるヒーラ細胞は、ヘンリエッタ・ラックスという黒人女性の物なのだそうで。死して尚生き続ける彼女の細胞と彼女の家族の葛藤の物語。□現在、個人の遺伝情報を個人情報として守るための確たる法律はないようで。それを医療機関が使って新薬を作り出し、富を得たとしても患者に還元されることはない。個人にではなく万人に還元されるという意味で正しくはあるのだけれど、家族的には思うところはあるよ、という話。2022/08/16

Narumi

4
『生命のからくり』に名前が出てきたヒーラ細胞ですが(この本が紹介されていたわけではありません)、本は前から持っていたので別の本でも言及されていたはず。女性から採られた細胞が今も生きている、という記述から、どこかの研究室の片隅で瓶に入っているようなイメージを抱いていましたが、実際にはこれまでに最もたくさん培養された人間の細胞らしく、世界中に広まっているとか。ただ本のメインはその女性の家族の物語です。彼女の子供たちが初めて母の細胞を目にする章には感動します。その他インフォームドコンセントの歴史など盛り沢山。2021/10/01

ハル

3
1人の黒人女性のがん細胞を元にした『不死細胞』ヒーラ細胞をめぐる、医療の発展の歴史とある黒人一族の歴史と、それを紐解こうとするジャーナリストを描くノンフィクション。ヒーラ細胞によって医学が飛躍的に発展し何百万人もの命を救う一方、その細胞の主であるヘンリエッタの家族達は黒人差別が根強かった時代背景もあり、生活は困窮を極め満足な教育や医療を受けられないという落差はあまりにも残酷で、傍観者として読めばまるで小説のようなドラマチックな展開でありながら、これが現実であることに人の罪深さを考えてしまった。2023/08/29

ミミミ

3
面白かった!家族ドラマ長いな〜と途中思った時もあったけど、読み終わると丁度いい気がした。2022/02/06

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