出版社内容情報
ある黒人女性から同意なく採取され「不死化」したヒト細胞。医学に貢献しながらも、忘れられた彼女の存在。衝撃のノンフィクション。
内容説明
若くして癌で亡くなった黒人女性ヘンリエッタ・ラックス。彼女の同意なしに採取された細胞は、世界初の“不死化したヒト細胞”となった。彼女の死後も生きつづける細胞は“HeLa”と名付けられ、医学に多大な貢献をした。一方で、彼女自身の名前は隠され、遺族も事実を長年知らされることはなかった―。医学・倫理・人種・信仰などをめぐる衝撃のベストセラー・ノンフィクション。
目次
第1部 生(運命の検査―一九五一年;クローヴァー―一九二〇年~一九四二年;診断と治療―一九五一年 ほか)
第2部 死(嵐―一九五一年;ヒーラ工場―一九五一年~一九五三年;ヘレン・レイン―一九五三年~一九五四年 ほか)
第3部 永遠なる命(「生きてるんだって!」―一九七三年~一九七四年;せめてすべきこと―一九七五年;「ぼくの脾臓を売っていいなんて誰が言った?」―一九七六年~一九八八年 ほか)
著者等紹介
スクルート,レベッカ[スクルート,レベッカ] [Skloot,Rebecca]
アメリカのサイエンス・ライター。調査と執筆に10年以上費やした『ヒーラ細胞の数奇な運命―医学の革命と忘れ去られた黒人女性』(原題:The Immortal Life of Henrietta Lacks、2010年刊)は『ニューヨーク・タイムズ』紙ベストセラーリストに挙げられるなど高い評価を受け、2017年には、HBOフィルムズにより映画化もされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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