河出文庫<br> 哲学史講義〈3〉

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河出文庫
哲学史講義〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 465p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309466033
  • NDC分類 130
  • Cコード C0110

出版社内容情報

揺籠期を過ぎた西洋哲学は、ストア派、新プラトン派を経て中世へと進む。哲学者たちの苦闘の軌跡をたどる感動的名著・名訳の第三巻。

G・W・F・ヘーゲル[ヘーゲル,G W F]
1770?1831年。ドイツの哲学者。フィヒテ、シェリングと並びドイツ観念論を代表する。著書に、『精神現象学』『歴史哲学講義』『法哲学講義』『美学講義』他。

長谷川 宏[ハセガワ ヒロシ]
1940年生まれ。東京大学卒業。著書「ヘーゲルの歴史意識」「格闘する理性」他。訳書フッサール「経験と判断」ハーバーマス「イデオロギーとしての科学と技術」他。

内容説明

ソクラテスに始まる西洋哲学は揺籃期を過ぎ、ストア派、エピクロス派、そして懐疑主義による検証を経て中世へと至り、スコラ哲学やルネサンスの思想家たちを生みだした。時代の転換と、そして新たなる思想の誕生。数々の哲学者たちによるあらゆる苦闘の軌跡をたどる、感動的名著。その後の近代哲学へとつらなる瞠目の第三巻。

目次

第1部 ギリシャの哲学(つづき)(独断主義と懐疑主義;新プラトン派)
第2部 中世の哲学(アラビアの哲学;スコラ哲学;学問の復興)

著者等紹介

ヘーゲル,G.W.F.[ヘーゲル,G.W.F.] [Hegel,George Wilhelm Friedrich]
1770‐1831年。ドイツ観念論を代表し、哲学、政治をはじめ、あらゆる分野で後世に絶大な影響を与えた

長谷川宏[ハセガワヒロシ]
1940年、島根県生まれ。哲学者。学習塾を開くかたわら、原書でヘーゲルを読む会を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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またの名

11
ソクラテスが新しい原理を持ち込んでから、個人の主観に頼るストア派や万物は様々な原子の偶然的な結びつきにより構成されると論じるエピクロス派、確信を持って事物を突き崩す懐疑派が現れるも、ヘーゲルの目には食い違う信念同士の虚しい言葉遊びデュエルとは映らない。むしろそれら思考のすべてが全体として哲学そのものだと議論。全体論の偏重にも見えるけど、東洋思想やスピノザが求める自然実体への融即を断固拒否し、あるがままの自然な自分を肯定するのでなく逆に破棄する精神の否定の威力にこそ自由な人間が生まれるダイナミズムを認める。2017/09/04

tieckP(ティークP)

3
想像通り、ヘレニズムと中世・ルネサンスへの評価は高くなく、その意味で本書と1巻の後半は哲学を論じるためというよりは歴史を論じるために存在する巻。すでに他の方の感想で述べられているとおり、トマス・アクイナスなんて1頁ちょっとしかない。一方、ジョルダーノ・ブルーノなんかはヤコービが紹介したのを引いてそれなりに重視していて興味深い。キリスト教や新プラトン主義の三位一体を哲学に不可欠の要素とするあたりは僕にはその必然性が感じられないが、個性としては面白い。ともあれ力強くしかし虚勢のない素晴らしい講義だと思う。2018/04/13

植岡藍

2
ヘーゲルは歴史を一つの哲学の流れとしているようで、個々の哲学者は人間精神の哲学的な深化を反映して登場してきているような印象を受けた。だから懐疑主義などもその時点で人類にとって必要な思考の精神の過程のようで、その捉え方自体が面白い。2023/01/22

かっさん

2
ヘーゲル哲学史講義3やっと読み終わったー ギリシャ哲学から、キリスト教の関わりあたりまで。難しいけど流れがなんとなくつかめて、かつキリスト教の思想史上の関わりが見えてよかった #読書 #哲学 #めちゃ時間かかった https://t.co/TSlGupab552021/05/13

KN

1
予想はしていたが、ヘーゲルはスコラ哲学をまったく評価していないようだ。トマス・アクィナスに1ページしか割かれていないのが面白い。逆に今ではほとんど名前も知られていないような中世哲学者が何人も扱われていたりする。2017/02/02

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