河出文庫<br> カザノヴァ回想録〈第8巻〉仮装舞踏会

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河出文庫
カザノヴァ回想録〈第8巻〉仮装舞踏会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 435p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309465388
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0197

内容説明

踊り子ルノー嬢にだまされ、コルティチェルリ嬢にも裏切られたカザノヴァは、エレーヌとエドヴィージュという美しい従姉妹の虜となって新しい恋心を燃やす。また、バレエ学校の生徒アガタやA・B伯爵夫人のほか、小間使のツェノビアと侯爵の娘O嬢とF嬢にも心を打たれる。そして彼女たちをたきつけて、ミラノの謝肉祭での舞踏会に奇抜な衣裳を着せて人々の度肝を抜く。妻を功して彼は令嬢を口説きおとす。―出会いと別れを繰り返しながら情熱と享楽の旅はつづく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mak2014

8
さすがのカザノヴァも30代半ばとなり、多少の肉体的衰えを感じているよう。2度ほど男性機能が不能に陥ったりする。当時のヨーロッパでの女性の社会的地位については分からないが、学問する自由はかなりあったのだろうか。神学に造詣の深いエドヴィージュ、錬金術というか精神世界系を研究しカザノヴァを援助しているデュルフェ夫人、以前の巻に登場したカバラのカザノヴァの弟子など、カザノヴァの交友範囲が特殊なのかもしれないけれど。8巻ではカザノヴァが才気を発揮した仮装舞踏会の場面が面白い。カザノヴァが女性に好かれる理由が分かる2016/11/13

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