河出文庫<br> カザノヴァ回想録〈第5巻〉魔術師の野望

河出文庫
カザノヴァ回想録〈第5巻〉魔術師の野望

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309465357
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0197

内容説明

パリで身を立てる決意をしたカザノヴァは、政府高官に取り入って財政建て直しのための大規模な国営富籤を立案し、成功を収める。力量を買われ、今度は密使の依頼を受けて赴いたオランダで、愛らしいエステル嬢と懇意になり、激しい恋心を抱くようになる。一方、デュルフェ侯爵夫人という錬金術師を知り、降神術=カバラや魔術にますます専心するようになる。謎多きサン・ジェルマン伯爵やルソーに会うのもこの頃である。立身と金儲けと魔術に目覚めた時代。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mak2014

3
カサノヴァが鉛屋根の監獄を脱走後パリに向かうところから始まり、1759年末にオランダへ逃げ出すまで。パリでは政府高官に取り入って財政建て直しのために富くじを立案し成功。また、スパイ活動みたいなことにも従事。カバラや魔術により、人々を惹きつける。カサノヴァの人たらしの面がフル活動。女性関係は多少おとなしめ。サン・ジェルマン伯爵やルソーなどとの出会いも記されており、興味深い。2016/09/28

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