出版社内容情報
ゼロからどうすれば文明を再建できるのか? 穀物の栽培や製鉄、発電など、身の回りの科学技術について知る、世界的ベストセラー!
ルイス・ダートネル[ダートネル,L]
著・文・その他
東郷 えりか[トウゴウ エリカ]
翻訳
内容説明
文明が滅びたあと、あなたはどのように生き残るのか?穀物の栽培や紡績、製鉄、発電、印刷、電気通信など、人類が蓄積してきた厖大な知識をどのように再構築し、文明を再建するのか?日々の生活を取り巻くさまざまな科学技術と、その発達の歴史について知り、「科学とは何か?」を考える、世界一五カ国で刊行の大ベストセラー!
目次
序章
僕らの知る世界の終焉
猶予期間
農業
食糧と衣服
物質
材料
医薬品
人びとに動力を―パワー・トゥ・ザ・ピープル
輸送機関
コミュニケーション
応用化学
時間と場所
最大の発明
おわりに
著者等紹介
ダートネル,ルイス[ダートネル,ルイス] [Dartnell,Lewis]
イギリス・レスター大学のイギリス宇宙局の研究者で、宇宙生物学が専門。火星における生命の痕跡を探すプロジェクトに関わっている
東郷えりか[トウゴウエリカ]
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーイチ
47
訳者のあとがきで述べているが、題名の決定で苦労したらしい。例えば北斗の拳とかマッドマックス世界程度の人間は生き残るが社会的なインフラが根底から破壊され尽くした様な世界で人類は如何に再生を試みるか?って観点から科学と工学の発達史が開陳される。身近で手に入る材料から必要な物を作っていき、それを元に更に複雑なな物を作って行く過程は歴史の追体験の様。必要なもの、便利なものが「貨幣」を介して手に入るようになったって事が大いなる社会の進歩の結果である事を再認識させられた。続く2018/11/27
ばんだねいっぺい
39
科学って大事!な必殺の一冊。これを教科書にしてもらって、体験学習を通じて学校で学びたかった。いかに文明にあぐらをかいているかがわかる。パンデミックも高齢化も予想されてたんだよな。予想されていても。そして、たぶん、大破局もたぶん。2022/08/24
HMax
30
ショッピングモールの近くに引っ越します。上手くすれば50年は食べていけるそうです。それはさておき、How To 本があれば、早く立ち直ることが出来る。故意に技術が隠されたり(産科鉗子を発明した医師は100年以上も一族の秘密にし儲けていた)、失われたり(ボルタ電池が発明される千年も前にイラクで発明されていた)、アイデアはあったが技術がついていかなかったり(紀元前36年ローマのマルクス、空気中の細菌が病気を引き起こすと推論していた。)けれども、この本1冊あれば、ジャンプスタートできる。(但し図が少なすぎる)2020/11/28
緋莢
22
序章に<都市の人口密度が高く、大陸をまたぐ空の旅が盛んな現代においては、感染症は破壊力をもってたちまち拡散する。そのため効力のある予防接種を施す間もなく、検疫態勢さえ敷かれる前に地球の人口の大多数を死にいたらしめたのだ>とあり、2020年以降に読むと、その通りだな、と(翻訳版の単行本は2015年発売、この文庫は2018年発売)幸いなことに現在、感染症、核兵器使用、小惑星激突(序章で書かれている)でも文明は崩壊していません(続く2022/02/04
びっぐすとん
20
数年前、図書館で借りて読了。B.O.ウルトラセールで発見したので購入。何かしらのアクシデントで文明が滅んでしまった際、運良くあるいは運悪く助かってしまったらどうやって生きていくのか?ライフラインは何もない。電気もガソリンもない。普段ならサバイバル術をグーグル先生が教えてくれるが、グーグル先生はお亡くなりになってる、あとはアナログに本で調べるしかない。という時に役に立つであろう本だ。ロストテクノロジー後にも文明のレシピを残せる。この本は非常持出袋に入れておこうと思う。無為な日々の暇つぶしにもなるだろう。2023/05/15