出版社内容情報
タラウマラ族と出会ったアルトーがその衝撃を刻印したテクスト群を集成、「器官なき身体」への覚醒をよびさます奇跡の書。
内容説明
「私は世界の最終地点の一つにたどり着いていた」―メキシコのタラウマラ族との出会い、そのペヨトル/ダンスの儀式はアルトーに決定的な啓示をあたえ、「器官なき身体」への道を開いた。巨大な岩石からなる地理とシャーマニズム的儀式をみずからの身体に打刻する苛烈な実験の衝撃をしるし、世界への新たな闘いを告げる特異なテクスト群を集成したアルトーの奇蹟の書。
目次
タラウマラ族におけるペヨトルの儀式
タラウマラの国への旅について
トゥトゥグリ
『エル・ナシオナル』に掲載されたタラウマラ族に関する三つのテクスト
『ヴヮラ』に掲載されたテクスト
『タラウマラに国への旅』の補遺
ペヨトルに関する一注釈
タラウマラ族に関する手紙
著者等紹介
アルトー,アントナン[アルトー,アントナン] [Artaud,Antonin]
1896‐1948。「思考の不可能性」を思考するフランスの詩人。「残酷劇」を提唱する演劇人。西洋からの脱却を試みて、後年、精神病院に監禁される
宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年生まれ。『アルトー後期集成』(全3巻)を鈴木創士とともに監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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