河出文庫<br> インドカレー伝

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河出文庫
インドカレー伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309464190
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0122

出版社内容情報

インド航路の開拓と欧米列強の進出、ムガル帝国の侵略という事件が、インドの食文化に影響を及ぼした! カレーの起源をめぐる旅!

【著者紹介】
ウォーリック大学で歴史を教えたあと、ケンブリッジ大学ジーザスカレッジの研究員となる。著作に『インドカレー伝』(小社)がある。

内容説明

カレーはさまざまな外国文化が融合して生まれた!ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路の開拓とそれに続く西洋列強の進出、ムガル帝国の皇帝バーブルによる北方からの侵略という二つの事件が、四世紀にわたりインドの食べ物に影響を及ぼした。日本人にもなじみ深いカレー料理を通して、知られざるインド食文化を物語る!

目次

第1章 チキンティッカ・マサラ―本場のインド料理を求めて
第2章 ビリヤーニー―ムガル帝国の皇帝たち
第3章 ヴィンダルー―ポルトガル人と唐辛子
第4章 コルマ―東インド会社の商人と寺院、ラクナウの太守
第5章 マドラス・カレー―イギリス人によるカレーの発明
第6章 カレー紛―インドをイギリスにもちかえって
第7章 コールドミート・カツレツ―インドにおけるイギリス食品
第8章 チャイ―紅茶大作戦
第9章 カレーとフライドポテト―シルヘットの船乗りとインドのテイクアウト
第10章 カレーは世界を巡る

著者等紹介

コリンガム,リジー[コリンガム,リジー] [Collingham,Lizzie]
ウォーリック大学で歴史を教えたあと、ケンブリッジ大学ジーザスカレッジの研究員となる

東郷えりか[トウゴウエリカ]
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

402
英印交渉史なのだが、食物(とりわけカレー)を軸に据えることで、イギリスの食卓が受けた変化、またインド側(こちらはイギリスに比べるとはるかに変化が少ないのだが)の変遷を語る。もっとも、唐辛子などはポルトガルによってインドにもたらされたので、関りはイギリスだけではないのだが。著者はイギリス人の歴史研究者。本書ももっぱらカレー受容(イギリス側からすれば)の史的側面が中心である。著者によれば、イギリスにはインド料理店が8000軒もあるらしい。これはおそらくインド文化圏以外では世界一だ。ちなみに日本は5401軒。2021/02/27

sin

70
カレーという幻のインド食:-)自分の生まれた土地の水を…作物を食してこそ身になるというインドの考え方は、本来その土地々の料理法を育んできたが、古くはイスラームによって新しくは大英帝国に侵略されることでその食に影響を与えた。その中でもカレーという食べ物はイギリス人がインド食を一纏めに解釈して産み出したもので、自分たち日本人もその偏見を間逃れはしない。所謂カレー粉は調味料であって料理の仕上がりを考慮して加えられていく香辛料とは意味合いが異なるからだ。日本のカレーは茶色のごった煮と一刀両断されてしまう(T.T)2016/11/10

もなおー

11
2周目。前より少し意識して読んだのもあって、インドとムガル帝国・ポルトガル・そしてイギリスがどう影響を与え合ったかについて深く見ていくことができたように思う。これは間違いなく2周目が楽しい本だ。ふと、イギリス人と日本人ってやっぱり似通ってるな、と思ったり。2016/10/24

もなおー

10
面白かった。インド料理をネタに、インドとイギリスを中心とした諸外国との関わり(イギリス植民地時代が長かったのでイギリスの比重は大きい)に注目していくテキスト。論文でいうと一回通読した程度の理解なので、折を見てあと2.3回は精読したいところ。2016/05/15

Ribes triste

10
レシピ欲しさに買いましたが、食にこだわった歴史書でもある何とも面白い一冊。改めてカレーはインドの歴史であり文化なのだと納得しました。支配していたポルトガル人もイギリス人も、カレーを含めたインド料理文化に浸食されて食文化が変化していくのが楽しい。そして世界へ。インド料理恐るべし! 2016/05/05

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