河出文庫
黒いユーモア選集〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 359p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309462905
  • NDC分類 908
  • Cコード C0197

内容説明

スウィフト、サド侯爵、ポー、ボードレール、キャロル、ロートレアモン…詩人アンドレ・ブルトンが選んだシュルレアリスムの先駆者たち。「他のすべての価値を制圧し、それらの多くについて、あまねく人々の評価を失わせてしまうことさえできる」(「避雷針」)言葉に満ち満ちた幻のアンソロジー。

著者等紹介

ブルトン,アンドレ[ブルトン,アンドレ][Breton,Andr´e]
1896‐1966年。フランスの詩人・作家。20世紀最大の文学芸術運動であるシュルレアリスムの主導者。精神分析学を手がかりに、意識下に潜む言葉を詩的に昇華させた作品は、後世に多大な影響を与えた

山中散生[ヤマナカチルウ]
1905‐1977年。詩人

窪田般彌[クボタハンヤ]
1926‐2003年。詩人・フランス文学者・早稲田大学名誉教授

小海永二[コカイエイジ]
1931年、東京生まれ。詩人・フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eirianda

6
フランス人だなぁ…。スウィフト、サド、ポー、ルイス キャロルくらいは面白さが分かる気がする。リヒテンベルクのアフォリズムは読みたい、というか手元に置いて、好きな時にパラパラと読みたいと思った。ユイスマンスの『さかしま』は積読本なので、早く読まなきゃ。しかし、さすがに時代が違うのだろうな、黒いユーモア、と思うものが違う。フランス文化の一時代を知る教養くらいに思って読まないと。私の邪悪な期待を半ば満たし、あとは…関係ないかな。ウエルベックやルメートルにこの流れがつながるのだなぁ。2015/11/13

門前照二

1
1939年、『黒いユーモア選集』を編んだフランスの詩人アンドレ・ブルトンは、ブラックユーモアという言葉を文学史上初めて使った人物として知られている。収録作家はスウィフト、ルイス・キャロル、サド、ランボー、ロートレアモンなど、実に様々な顔ぶれが揃っている。 2010/05/25

AR読書記録

0
私のユーモア感覚では太刀打ちできない作品だらけで... こういうユーモアを受け止められる,楽しめる,咀嚼できる人生もいいとは思うけど,わからない凡人でも私はまあいいかなと思えなくもない.印象に残ったフレーズは「彼は自分のスリッパの両方にそれぞれ名前をつけていた」とか.「第七期における両性和合法[ただし第八期は論じない]」とか.好きだけどねこういうの.2012/07/24

すがし

0
自分ごときの教養では手に余る。正直言ってなにが面白いのかさっぱりわからない。何十ページかに一度くらい、ハッと胸を衝かれるような表現があったのは確かだが……。これは中級程度の教養では到底歯が立たない。当時のフランスの文化状況や精神史についてよほど専門的な知識がなければとても楽しめない上級者向けの書物に思える。やはり、この書を勧めてくださった師の域には到底手が届かんな……。2011/05/13

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