内容説明
革命の火はますます燃え盛り、市民達はバスチーユ牢獄を解放した。それはマリー・アントワネットの没落の始まりでもあった。ただダンスをし、おしゃべりをし、恋をし、笑い、お化粧したかっただけ―ただの女性でありたかった王妃がついに断頭台の露と消える。歴史の残酷さを確かな筆致で描いた、伝記文学の巨匠、ツヴァイクの最高傑作。
著者等紹介
ツヴァイク,シュテファン[ツヴァイク,シュテファン][Zweig,Stefan]
1881‐1942年。ウィーン生まれ。ウィーン大学卒業。在学中から文学活動をはじめ、詩・小説・伝記・戯曲・評論・翻訳と文学の全ジャンルに業績をあらわす。ナチスの手を逃れ亡命、フランス・アメリカ等を転々。ブラジルで自ら命を断つ
関楠生[セキクスオ]
1924年、静岡県生まれ。東大独文科卒業。東大、獨協大教授を経て、東大名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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