内容説明
メジスリー河岸に住む一人暮しの老婦人が殺された。死因は窒息死。死の直前まで、自分の留守中に誰かが忍びこんで家探ししている、と警視庁に訴えていた。では侵入の目的は?単なる物盗りでないことは状況から明らかだ。本人の知らない宝物でもあったのか?メグレは引出しを調べていて拳銃用のグリスらしいしみを発見する。消えた拳銃…メグレが動く。
著者等紹介
シムノン,ジョルジュ[シムノン,ジョルジュ][Simenon,Georges]
フランス最大の推理小説作家。1903年ベルギー生まれ、1989年没。1922年以降フランスで作家活動をつづける。多作家として知られ、四百冊以上の小説を書き、約四千万冊が売れたといわれる
長島良三[ナガシマリョウゾウ]
1936年東京生まれ。明治大学卒業(仏文学)。早川書房編集部を経て、現在フランス文学翻訳家
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