内容説明
「今こそわしらインディアンが、生き方の見本を天下に示さなければならない」―兄弟たちと共に、大地と自然と生命の道へもどるために、グレイト・スピリットの声に耳をすませ、真っ直ぐに飛ぶ矢のようにヴィジョンを求めるすべてのネイティヴの人たちへ、不思議なパワーを贈る、スー族最後の偉大なメディスンマンが語りおろしたインディアン魂の知恵と洞察の物語。
目次
1 山のうえにひとりで
2 ニューヨークの博物館にあるあの銃 あれは、わしのもの
3 緑色の蛙の皮
4 飲んだくれになること 牢屋にはいること
5 ルーズベルト大統領の頭に腰をおろして
6 「丸」と「四角」
7 フクロウと蝶々に話しかける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吟遊
7
原書は1972年。白人のリチャードという芸術家が、スー族のメディスンマンにインタビューをするが、質問は一切書かれておらず、メディスンマン、レイム・ディアーの一人語りのスタイルで書かれている。非常に具体的な半生と、穏やかで明哲であり、力強くユーモアにあふれた社会への洞察が述べられる。2016/05/27
カネコ
3
○2014/09/23
ともくん
0
☆2012/10/24
るすみら
0
邦題や帯がちょっとアレですが、良い本でした。原題は「Lame Deer, Seeker Of Visions」。ネイティブアメリカン、ラコタのメディスンマン、レイム・ディアーが語った内容をR・アードスが聞き書きしたもの。この手の本は、いわゆるニューエイジ系の少し偏った本として扱われ易いと思うが、この本がそういう扱われ方をするのは惜しいと思う。2012/04/23
hosakanorihisa
0
北山耕平さんに「リザベーションに住むことになったことをインディアンはどのように語っていますか?」という問いからすすめてもらった一冊。2010/01/31