河出文庫<br> オカルト 〈上〉

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河出文庫
オカルト 〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 595p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309461403
  • NDC分類 147
  • Cコード C0198

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

13
神秘思想史の基本文献として有名な本書を初読。上巻は18世紀までの魔術の歴史を通観する。後半はアグリッパ、パラケルスス、ノストラダムス、メスメル、カザノヴァ、カリオストロ、サン=ジェルマン等の魔術師列伝。彼らの多くは詐欺師的性格を併せ持つが、窮地に陥るとヨーロッパを遍歴して追及から逃れ、いつの間にか復活して再び社交界に摂動を与える。そして大まかには生命力を漸減させて破局に至る人生を歩むのだ。著者はオカルトの源泉を人類がもつ「X機能」に置く。隠された世界との連絡をつける能力が衰えると魔術師は失墜する。2021/09/11

パブロ

11
前に「コリン・ウィルソンはもう卒業!」と宣言したのにこの体たらく…。しょうがないじゃん、フラっと入った古本屋にコリン・ウィルソンの「オカルト三部作」が鎮座しているんだもん、買っちゃうよ。私にとってこの人の本は自己啓発本と同じ。だって、「隠れた能力を活用するともっと生きやすくなるよ!」という思想が脈々と流れているから。この本もそう。先史時代から「オカルト」の歴史を掘り起こし、負のイメージに覆われ迫害されてきたものは、実は人類にとって大きな力なんだと示している。うん、眉にツバつけながら面白がっている私がいる。2015/09/28

南註亭

1
1973年に上下巻、1985年に1冊本で出されたものの1995年の文庫版。オカルト関連では必読の1冊。2010/08/07

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