内容説明
ウィルソンが宗教の可能性と意識の覚醒を探求した初期の大著、待望の完全版登場。C・ウィルソンの宗教論。
目次
自伝
想像力の解剖―リルケとランボー
「アウトサイダー」と歴史―シュペングラーとトインビー
キリスト教の成立
ヤーコプ・ベーメ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
10
アウトサイダーの正式な続編。ウィルソンの自伝的部分と合わせ、よりアウトサイダーという人間に対し、歴史から見た概観、内側に踏み込んだ分析がなされている。アウトサイダーとは現代の文明や日常に対して徹底的に違和感や疎外感を覚える存在であり、それ自体が文明の衰退のシグナルとも言える存在だ。そしてだからこそ内側への創造を成し遂げ、文明を引っ張るイノベイターにもなりうる。ランボーやリルケの批評も面白いが、シュペングラー論がかなりの力作。アウトサイダーを読んだらこっちも必ず読むべし2012/07/31
Gen Kato
1
作者の小自伝も序についた『アウトサイダー』続編。リルケとランボーでまずお腹いっぱいに。2016/11/01
丰
0
Y-102001/09/04