内容説明
アメリカを代表する気鋭のコラムニスト、ボブ・グリーンのコラムの一級品「アメリカン・ビート」のｐａｒｔ２。ボブ・グリーンのコラムを読む喜びと感動を再び。現代人の孤独の深さをうかがわせる「夜の電話」、１５歳という不安定な年齢をとりあげた「十五歳」、歌いつづけるロックンローラー、ボブ・シーガー、「エルヴィス・プレスリーが死んだ日」の忘れられない光景、そして「事故」、「キャシーの堕胎」など、ベスト・コラム３０編。
目次
狼の皮をかぶった狼
夜の電話
十五歳
トルティーヤに現われたキリスト
キャシーの堕胎
奇妙な光景
ビジネス・ランチ
人生のナレーター
忘れられた雑誌
ドン・ファン少年
ペイパー・ボーイ
正常な人間
裸の女
一億人のなかの一人
別の一面〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
88
ボブ・グリーンによる80年前後におけるアメリカの市民生活を描いたセミドキュメンタリーの2作目です。アメリカにおける市井の人々の生活などがよくわかります。また「ロックがすべて」ではボブ・シーが―という歌手のレコードが売れるまでになった状況をうまく描いています。現在のアメリカでは人々がどのような考えで生活しているのか彼の眼を通してみてみたい気がします。2023/06/13
