内容説明
大金をねらっての“乗るかそるかの大芝居”。広告詐欺に、偽札のぺてん、名画の贋作や、相場のぺてん…。フォックス、リッチー、カーシュら有名、無名、変名の作家たちが様様な趣向をこらした手口を披露し、O・ヘンリーが詐欺師ジェフ・ピーターズの物語を、オーソン・ウェルズが“第三の男”ハリイ・ライムの冒険譚を物語る。詐欺師たちの痛快で人間味あふれる犯罪を描いた13篇の傑作ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
simasima
5
詐欺師物で短編集なので、とても面白かった。だけどかならず詐欺だとわかっていると、結構ネタバレをしてしまった。2018/10/29
オイコラ
4
作品も面白いが、合間のコラムもたのしい。詐欺の手口のあれこれ、実際の事件、中でもアメリカの警察のネズミ捕りの話はびっくり。2018/03/28
りんか
4
大がかりな物ではないが、短い中にもなるほどそう騙すのかという面白さのある短編集。2017/06/21
ぺー太郎
1
最後の一仕事、ハリィ・ライムの回想が面白かった。ハリィ・ライムは映像で見たいかも。2014/07/23
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
1
おばあちゃんに脱帽 ジャック・フォックス/転職への道 ジャック・リッチー/カモのお返し トマス・A・イーガン/広告欄の二人 キャメロン・ウイルス/黒い帽子の男 ロバート・ヴァラック/ネズミ捕り イライジャ・エリス/バードより愛をこめて クラーク・ハワード/贋作の報酬 ジェイム・サンダヴァル/カーミジンの偽札騒動 ジェラルド・カーシュ/博愛主義的数学講座 O・ヘンリー/マンハッタンの相場師 メルヴィル・デヴィスン・ポースト/最後の一仕事 ブライアン・クリーヴ/ハリイ・ライムの回想 オーソン・ウェルズ/2007/10/29