河出文庫<br> ホームズ贋作展覧会

河出文庫
ホームズ贋作展覧会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784309460635
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

61
一口に贋作といってもパステーシュからパロディーまで、読み比べるとこんなにも愉しいものですね。なんと言っても、先ずは61目のドイル作品かと真贋を唱われた「指名手配の男」。何も知らなければドイル作品だと、さらりと過ごしてしまい疑いはしないだろう。翻訳の力在りきなのかも知れないが、正にホームズの雰囲気を堪能できる。他にも、モリアーティまで引き合いに出してるパロディー風作品や、あのアガサ・クリスティーのトミーとタペンスを使った作品など、一作品ごと特徴があって素晴らしい編集です。もっと多くの人に、読んで欲しいです。2016/02/03

ジェンダー

27
作品としては悪く書いけれど書かれている方は有名な方ばかりだけど模倣して書かれて行けれどやっぱりコナン・ドイルが書いているのを読みたいですね。もともとどういった理由で企画にあがり、この作品を出されたのかはわからないけれど。ホームズの作品を好きなのは伝わっているけれど普通に読みたいと思うのが正直な所です。読者としてはいろんなホームズを見て見たいのは事実ですけどね。2013/12/17

hnzwd

19
ホームズのパスティーシュ短編集。作家との紹介ですが、日本未訳の作家も多く、パッと名前がわかるのはアガサ・クリスティーとマーク・トウェインくらいでした。パスティーシュ、オマージュの場合、原作の雰囲気を保とうとするのも好きですが、突き抜けるのも好み。ワトソン役のみを集めた『<引立て役倶楽部>の不快な事件』も好きですが、世界中のあらゆる文化・言語で逸話が残っている偉人としてシャーロック・ホームズ=シェイクスピア説を語る『テルト最大の偉人』は最高。2022/07/07

ぽま

8
クリスティやトウェインといった大物作家達によるホームズ作品を集めた一冊。正調のパスティーシュ作品のみかと思いきや、模倣探偵ものやSFもの、迷探偵ものなど、多様なパロディも収録している。個人的にパロディはあまり好む方ではないのだが、『<引き立て役倶楽部>の不快な事件』は興味深かった(恐らく、英ミステリー作品群に強ければ強いほど、読んでいて楽しくなるのだろうと思われる)。当時、真贋について騒がれたという『指名手配の男』は、雰囲気踏襲が見事。2012/09/10

ホームズ

5
贋作にも色々あるから(--;)『指名手配の男』『珍本「ハムレット」事件』『狙われた男』くらいまではシャーロック・ホームズの贋作っぽかったが(--;)アガサ・クリスティのはシャーロック・ホームズとは違うよな(--;)アントニー・バウチャーもちょっと意味不明だし(--;)贋作もある程度真面目にやってほしいな(--;) ソーラ・ポンズのが入ってたのは嬉しいな(笑)これは贋作なのかシャーロック・ホームズのライヴァルたちになるのか微妙だが(笑)2008/11/13

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