河出文庫<br> 盤上のパラダイス

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河出文庫
盤上のパラダイス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309419534
  • NDC分類 796
  • Cコード C0176

出版社内容情報

マニアたちが熱愛する雑誌『詰将棋パラダイス』。その創刊編集長の生き様と、そこに集う数奇な人々の群像を活写した愛の物語。単行本版に大幅に加筆した決定版。棋譜多数。解説=芦沢央。

著者情報
1952年京都生まれ。京都大学名誉教授。英米文学研究者、詰将棋・チェスプロブレム作家。著書に『盤上のフロンティア』、訳書にナボコフ『ロリータ』『ディフェンス』、パワーズ『黄金虫変奏曲』(共訳)など。

内容説明

マニアたちが熱愛する雑誌『詰将棋パラダイス』初代編集長の豪放磊落な生き様と、そこに集う数奇な人々の群像を活写した「愛の物語」。作品完成に命をかける詰将棋作家、暗い森の中をさまよう解答者、悪魔のような検討者、天才棋士から病中の老爺まで。詰将棋界の第一人者が描く、笑いと涙の詰まった天国にいちばん近い島。

目次

1 詰将棋とは何か
2 詰パラとの出会い
3 鶴田主幹
4 詰パラの歩み
5 詰将棋作家
6 解答者
7 検討者
8 読者
9 主幹の死
10 新編集長の誕生

著者等紹介

若島正[ワカシマタダシ]
1952年京都生まれ。京都大学名誉教授。英米文学研究者、詰将棋・チェスプロブレム作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

57
詰将棋専門の同人誌『詰将棋パラダイス』の歴史を語った、1988年刊行の相当にマイナーな本が、35年後の2023年に、嬉しいけれど驚きの文庫化。さすがサブカル出版社の河出書房新社だけのことはある。ただ、単行本で読んだ時ほどの面白さを、今回の再読では感じなかった。あの頃は、将棋ファンではあったが、詰パラのことをまったく、知らない自分であったからなあ。文庫版の新あとがきには、元本の「三一将棋シリーズ(団鬼六の書籍などを刊行)」が生まれた背景に、「昭和軽薄体」ブームがあったと分析がされている。2023/04/10

Sam

46
著者は英米文学者、翻訳家としての方が有名なのかもしれないが、自分にとっては詰将棋作家。いまはなき「近代将棋」でときどき見かけた記憶がある。「詰パラ」に縁はなかったが、本書で描かれる奇人変人の数々、詰将棋の変遷など、なかなか興味深かった。興味深いといえば文庫化に際して書かれた「補遺」で藤井聡太くんが登場。詰将棋解答選手権(著者が創設者とのこと)に突然現れた天才小学生に驚愕したことが生々しく描かれている。もっというと「解説」は芦沢央。「神の悪手」はよくできた作品と思ったが、同氏が詰将棋ファンとは知らなかった!2023/04/30

kane_katu

5
★★★★☆若い頃かなり将棋には熱中していたのだが、詰将棋にはそれほどハマらなかった。だからなのか、昭和63年に出たこの本も未読だった。今回文庫になったということで購入。まあ、面白かったね。色々書こうとすると、とてつもなく長くなってしまうのでやめるが、とにかく面白くて懐かしかった。2023/06/12

longscale

3
作り手と読者だけで成立するのは、雑誌発行の理想。広告収入に頼らず、書店への取次業者も介さないので、シンプルな関係を築ける。そんな世界を実現した奇人変人たちが、無性に羨ましい。「学校」をつくって協力者を巻き込んで……なんて、夢みたいな話だ。問題は新規読者をどう獲得するかで、読者数がどう推移していたかは気になった。いるのかいないのかもわからない「不特定多数」ばかりが意識される世界よりも、ずっと健全に思えてならない……。将棋については下手の横好き。自分には最も持ち合わせの少ない能力が試されるので、逆に惹かれる。2023/06/05

tomo6980

3
作中にも出てくる詰将棋作家、田中至に「詰将棋天国」という本があって(同じく作家の三枝文夫との共著)、その中に奇想天外氏に捧げる曲詰があったなあ、とぼんやり思い出す。田中氏と言えば駒場和夫との煙詰論争(都煙は煙か否か)でちょっとイメージが良くないのだが、鵬看でない煙量産作家の田中氏であり、市松作家であり、ともうちょっと再評価されてもいいかもしれない。って全然関係ないことを書いてしまった。2023/04/13

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