内容説明
指揮ほど世の中に過大評価され、そして過小評価されている仕事はない―世界的マエストロが四十年の経験から、指揮の極意と指揮者の秘密を大公開。指揮者の役割、指揮の上達法、燕尾服の選び方、暗譜のコツと大失敗、意外と多い指揮台からの落下etc.「指揮」を知ればクラシックはもっと楽しくなる!ユーモアいっぱいの名エッセイ集。
目次
何のために指揮者はいるのか?
無表情で指揮してみたら
指揮者はキケンな商売
楽譜の持ち歩き方
「ガクタイ」の性質
指揮者の夏休み
いよいよ実技
実技の練習、落とし穴
女には向かない職業?
名指揮者と譜面の関係
ルービンシュタインに教わったこと
大物指揮者に見せるには
指揮者のファツション
服は揃った。次は靴の問題だ。
指揮棒のナゾ
指揮とはスポーツだ
偉大な指揮者が舞台を去るとき
著者等紹介
岩城宏之[イワキヒロユキ]
1932年東京生まれ。東京藝術大学在学中にNHK交響楽団副指揮者となり、56年デビュー。以降、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、メルボルン交響楽団など世界の主要アーケストラを指揮。一方、日本初の常設室内管弦楽団オーケストラ・アンサンブル金沢の設立、日本人作曲家作品の積極的な初演など、日本クラシック界の発展に尽くした。中島健蔵音楽賞、サントリー音楽賞、朝日賞、紫綬褒章など受賞多数。エッセイストとしても活躍し、『フィルハーモニーの風景』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。2006年逝去。07年岩城宏之音楽賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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