出版社内容情報
日本史のヒーロー源義経が、千年の時を超え自らの物語を語る! 兄との再会と対立、恋人との別れ…抱腹絶倒の現代版『義経記』。
内容説明
顔のでかい兄頼朝との涙の再会も束の間。ファッショナブルで天才的な戦績を上げた私源義経を妬む梶原某の告げ口作戦で、私は兄と対立することに。メンヘラでも優秀な部下・弁慶らの活躍で鎌倉からの刺客を撃退した私たちだったが、がために西国へ下ることとなり…。都落ちとか落ち目とかでは決してないんだけどね。おほほん。古典『義経記』が現代に甦る、激烈に滑稽で悲痛な超娯楽大作小説。
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
1962年、大阪府生まれ。96年に初小説「くっすん大黒」を発表、翌年ドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞を受賞。2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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