河出文庫<br> 伊能忠敬の日本地図

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河出文庫
伊能忠敬の日本地図

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309418124
  • NDC分類 448.9
  • Cコード C0125

出版社内容情報

日本全国を測量した成果の伊能図が『大日本沿海輿地全図』として江戸幕府に献呈されてからちょうど200年。伊能図の最良の入門書。

内容説明

日本全国の完成地図を幕府に献上するまでの足かけ十七年に及ぶ長い測量の旅と、その地図の内容を詳しく説明する「伊能図」入門の決定版。どのように測量され、地図はいかに作られたのか。そしてその後、いかに多くの複製図が作られ、また散逸していったのか。後半に、著者による再発見の旅と、伊能図の全貌解明の歴史を記録した書き下ろしを収録。

目次

序章 伊能図の時代
第1章 伊能忠敬の生涯
第2章 伊能図を読む
第3章 測量の方法
第4章 天体の観測
第5章 日本全国の測量―東日本編
第6章 日本全国の測量―西日本編
第7章 最終版伊能図の完成
第8章 伊能図の復活
第9章 伊能図の探検と発見の旅1
第10章 伊能図の探検と発見の旅2

著者等紹介

渡辺一郎[ワタナベイチロウ]
1929‐2020年。東京都生まれ。現在の電気通信大学卒業。電電公社(現NTT)計画局員およびデータ通信本部などを経て、51歳で退職。65歳で会社経営を引退。1994年頃から伊能図と伊能忠敬の研究に専念。翌年、伊能忠敬研究会を結成。「伊能ウオーク」や「完全復元伊能図全国巡回フロア展」などのイベントを主催する一方、アメリカ議会図書館で伊能大図を大量に発見するなどした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

87
現代の地図かと見間違うばかりの精確な日本全図を完成させた伊能忠敬。本書(2021年刊)は同一著者による図説二種(初版と増補改訂版)を底本に再編集し「伊能図の探検と発見の旅」を書下ろし加えたもの。著者渡辺一郎氏は51歳で会社退職、65歳で事業も引退。伊能図研究に打ち込む忠敬のような方。幕府上呈の正本は明治政府に引き継がれるも明治6年の皇居火災で焼失。伊能家の副本(控え)も政府が借り出し東大図書館で保管中、関東大震災で被災焼失。しかし完成図製作の過程で各種の稿本・写本が作られてる他、模写も存在する。⇒ 2022/05/23

へくとぱすかる

64
明治中期からすでに偉人として知られていた「四千万歩の男」伊能忠敬であるが、現存する地図の半数以上が、平成以後の発見であるという。ということは、私たちは伊能の業績の本来の姿を知ることなく、その一部だけを見て、今日まであがめていたことになる。伊能の測量は地上の実測とともに、天文観測により緯度と経度を測定しようとしたところに特色があると思う。地図の誤差を減らすための努力であるが、これによって当時としては驚嘆すべき精度で地図を作成できたわけである。未知の地図がまだあるというから、伊能図の研究はこれからだと思う。2021/09/26

雲をみるひと

29
市井の研究者による伊能忠敬作成の日本図についての本。伊能の来歴や測量手法、忠敬没後の伊能家などのテーマも含まれるが、ハイライトは伊能図探索に関する章と思われる。特に外国に流出していた伊能図に関する章は迫力がある。文体、構成とも決して読みやすいとは言えない気がするが、読んでいく内に伊能図ゆ引き込まれていく一冊だと感じた。2023/02/19

のびすけ

28
伊能忠敬が日本全国を測量して日本地図を作り上げた足跡をまとめた前半部と、著者が国内で埋もれたり国外に流出していた「伊能図」を探し出す後半部。本書は、伊能図を現代に甦らせた著者の功績に力点を置いている印象。幕府に上呈された伊能図の正本は皇居炎上の際に焼失、伊能家控えの副本も関東大震災で焼失。長い間知られていなかった国内外に散逸した写本。伊能図が辿った紆余曲折の歴史が興味深かった。2023/05/15

21
ふくろうの本を文庫にしたものなので、写真や地図は減ってるのかなやっぱり。前半は伊能図の完成までの過程で、後半は散逸した伊能図を取り戻すまで。伊能家のご子孫にお嫁入した方がおひなさまを包む紙や着物を包む畳紙も伊能図の下書きだったと学者さんとの話の中で明らかになったのはひょえ~となった。榎本武明のパパ上は伊能のお弟子さんだったんだなあ。面白かった。2021/08/01

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