出版社内容情報
60年安保闘争に斃れた東大生・ヒロインの死の真相は何だったのか。悲劇のヒロインの実像に迫った渾身のノンフィクション。
内容説明
一九六〇年六月一五日、日米安保条約の改定に反対する学生デモが国会議事堂に突入、警官隊との衝突で一人の東大生が斃れた。弱冠二二歳、悲劇のヒロインとして伝説化していった樺美智子。勉学への思いを秘め、社会変革者たろうとひたむきに生きた彼女の実像に迫った、渾身のノンフィクション。
目次
プロローグ 樺美智子を探して
1章 日本の最良の娘
2章 入党とパーマネント
3章 風に向かって
4章 神がかる美智子
5章 六月一五日と、その後
6章 父母の安保闘争
著者等紹介
江刺昭子[エサシアキコ]
1942年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。ノンフィクションライター、女性史研究者。原爆作家大田洋子の評伝『草饐』で第12回田村俊子賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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