河出文庫<br> 決定版マーラー

個数:
電子版価格
¥924
  • 電書あり

河出文庫
決定版マーラー

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月20日 02時42分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309417110
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C0173

内容説明

この本がマーラーが投げた一つの石がめぐりめぐって遙か東方の島国にまで及ぼした波紋の一つとして、不完全ながらも「マーラー入門」のような役に立ったとしたら、どんなにうれしいかわからない(吉田秀和)。二〇一一年刊の文庫に、新たに「菩提樹の花の香り」などの五本の文章を増補し、装いも新たに決定版として再刊。

目次

マーラーを伝えた人
マーラー
ヴァルターのマーラー
ショルティのマーラーの交響曲
新しいマーラー像―バーンスタインからレヴァインへ
カラヤンのマーラーふたたび
シノーポリ指揮ヴィーン・フィルのマーラー 交響曲第一番
交響曲第三番 ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団
交響曲第四番 リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
交響曲第五番 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第八番
表現主義的ネオ・バロック交響曲第九番 サー・ジョン・バルビローリ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マーラーの交響曲第十番について
大地の歌
マーラーの歌
カンタータ「嘆きの歌」 リッカルド・シャイー指揮ベルリン放送交響楽団
マーラーの流行をめぐって
マーラー、ブルックナー
カラヤンのマーラー
マーラーの新しい演奏 ジェームズ・レヴァイン
交響曲第五番他 ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団
菩提樹の花の香り

著者等紹介

吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。著書多数。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひでお

5
マーラーの曲はコンサートでも録音でもいろいろと聴きましたが、いまだにシンフォニーなら1~4番を好んで聴きます。吉田秀和さんは、それでなくても複雑なマーラーを読み解いていくところがなるほどと思わされます。そんな中で最後に収録されている「菩提樹の花の香り」は他とは違ってしみじみとした感情を湧き起こさせる心に残るエッセイでした。2020/07/05

la_yamato202

4
バッハ、ブラームス、マーラー、3冊まとめ買いしました。順に読んできてこれが最後の3冊目。文章がまわりくどくて読みづらかったけれど、氏のお気に入りの音源を自分も配信で聴きながら、読み進めてきました。執筆当時、マーラーに関しては氏もまだ馴染みが深くなかったせいか、3冊の中では一番熱が伝わってこなかった。今までちゃんと聴いてこなかったカラヤン、シノーポリ、レヴァインによるマーラー録音は、これを機にじっくり聴いてみようと思う。2023/01/23

barcarola

3
マーラーはショルティで聴くことが多いのだが、目次にそのショルティの名前も有ったので読んでみた。取り上げられているディスクで所有しているものは、あらためて聞いてみたり。こういった解説・評論を読み慣れていないせいか、内容はかなり難しかった(マーラーだから難しいということではないと思うのだが)。知識が無くても音楽は楽しめるということを再認識。もちろん知識が有れば別な楽しみも得られるのである。2020/06/28

広瀬研究会

3
マーラーというより吉田秀和さんへの興味から読んでみましたが、まあ何といういきいきとした文章。深い学識にもかかわらず、しかつめらしい感じや気取ったところが全然なく、こんなふうに自分の好きな人物、作品のことを人に伝えられたら素晴らしい。レヴァインの《第五》、クレンペラーの《大地の歌》、バルビローリの《第九》は聴いてみたい。2020/03/08

どら猫さとっち

2
日本のクラシック音楽評論家・吉田秀和が、マーラーの音楽を批評したものを集めた決定版。マーラーはむずかしい、といったように、難解で複雑、それでも交響曲や歌曲集を通して伺える光と闇、人生の苦難や喜びが込められている。今ではマーラーはポピュラーな作曲家であるが、まだ知られていない面もある。本書はその一角として、彼の交響曲の世界に触れてみるのも一興である。2020/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14327882
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。