河出文庫<br> 死してなお踊れ―一遍上人伝

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河出文庫
死してなお踊れ―一遍上人伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309416861
  • NDC分類 188.692
  • Cコード C0110

出版社内容情報

行くぜ極楽、何度でも。家も土地も財産も、奥さんも子どもも、ぜんぶ捨てて一遍はなぜ踊り狂ったのか。他力の極みを生きた信仰の軌跡を踊りはねる文体で蘇らせて、未来をひらく絶後の評伝。

内容説明

いくぜ極楽、なんどでも―他力の信仰をきわめた果てに家も土地も、奥さんも子どもも、全部を捨てて一遍は踊り狂った。その数奇でアナーキーな生涯を踊り狂った文体で甦らせた奇蹟の評伝。この地獄のような世界を極楽として生きるための、いま最も注目される思想家の傑作。

目次

第1章 捨てろ、捨てろ、捨てろ(殺っちまいな!がまんがならねえ、打倒平家の狼煙をあげろ;御恩も奉公もしったことか、オレはなんにもしたがわないぞ ほか)
第2章 いけ、いけ、往け、往け(オレもおまえもダメなんだ、捨てちまいな;上でもなく下でもなく、右でも左でもなく、ただただひたすら前へつきすすめ ほか)
第3章 壊してさわいで、燃やしてあばれろ(他人がどうおもうかじゃない、おまえがどうおもうかだ、どううごくかだ!;一遍上人はテルマエ・ロマエだ ほか)
第4章 国土じゃねえよ、浄土だよ(ボヤボヤしてたらおいてくぞ;念仏はオレのいのちだ。それを禁止するというのであれば、どこにもいき場所なんてない。いまここで、死んでやる!! ほか)
第5章 チクショウ(自然にも意思がある。すべては無償のほどこしだ;コメだせ、コメだせ、コメをだせ。乞食にコメを食わせやがれ ほか)

著者等紹介

栗原康[クリハラヤスシ]
1979年生まれ。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

78
アナーキズム研究者による一遍上人評伝。単行本で読んでいて、あるエピソードに感心したのを思い出し、どこ箇所だったかと借りて拾い読み。だが見当たらない。思い込みで勝手にふわっと記憶していたようだ。だが、一遍の仏法の考え方は再確認できた。今回の再読で再認識したがアナーキズムに近いとわかる。しかし、この破天荒な語り口に再度驚く。よくこれにOKだしたなとも。もうなんでもありのスタイルといえる。オススメ。2020/06/08

こばまり

44
長渕剛氏に一遍の生涯をレクチャーしてもらえるスタイル。鎌倉時代の僧侶にここまで親近感を抱かせるとは、著者に感謝。自分はどう生きるかはさておき、針の振り切った人が好きなのでとても面白かった。長渕剛氏然り。2023/08/14

tsu55

20
なんだか昔学校で習ったような気がするけれど、どんな人物かいまいちわからなかった一遍について分かりやすく解説してくれている。思いっきり癖のある文体だが、慣れてくると心地よいというか、なんだか読んでいて元気が湧いてくる気がする。一番面白かったのは「あとがき」のなかで著者が彼女にふられた箇所なのだけれど、人の不幸が楽しい僕は往生できないのだろうか? 南無阿弥陀仏。2019/11/16

駄目男

17
一遍というのは二つの意味があるらしい。一つは「一日にしてあまねく」阿弥陀の心は我ひとりももらさじ。阿弥陀という一つの存在が、衆生をあまねく包み込んでいる、浄土の教えとはそうものだと。二つ目は「ただ一度だけ」これがよく解らない。ただ一度、南無阿弥陀仏と唱えれば浄土に行けるのかといえばそうでもないらしい。ともあれ一遍は念仏踊りで教えを広げ、何もかも捨てて、地位、財産、土地、家族まで捨てて踊り続け全国行脚に出た。初めは乞食坊主のように思われていたが、自然に人があつまり宗教問答や徹夜踊りのようにして衆生を浄土に2024/04/12

かもすぱ

14
鎌倉時代のお坊さんで時宗の開祖、一遍上人の伝記。浄土宗の他力本願を先鋭化させた実践的な思想。阿弥陀様が救ってくれるのは決まっているんだから、余計なこと削ぎ落として南無阿弥陀仏の六文字を唱えろ!捨てて捨てて、念仏唱えて踊りまくれ!著者はアナキストの栗原康。組織や財産からの解放が一遍の思想とシンクロする。ひらがな多めのリズミカルな文体で、走り抜けるような読書。2021/09/01

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