出版社内容情報
廃校が決まった小学校。学校生活最後の記念をタテマエに子供たちは退屈から逃げ出そうと元ジャズプレイヤーの先生とジャズ部を作る!
内容説明
翌春の廃校が決定した小学校に1年限定で元ジャズプレイヤーの大石が赴任してきた。6年生の真珠は家の手伝いから逃げるために同級生の瑞希、海斗らとジャズ部を作るが、大石の指導により、音楽を鳴らすことの楽しさに目覚めていく。そして小学校最後の夏、ビッグバンドの大会に出ることに…。音楽への愛が溢れる青春小説!
著者等紹介
秦建日子[ハタタケヒコ]
小説家・脚本家・演出家・映画監督。1968年生まれ。97年より専業の作家活動。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作は“刑事 雪平夏見”シリーズとして続編とともにベストセラーとなり、『アンフェア』としてドラマ&映画化。著書多数。脚本&監督作品に『クハナ!』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nao Funasoko
13
素人小学生のJAZZバンド物語。ほんわかハートウォーミング。さらっと読了。映画化されてるようなのでDVD探してみようかな。2019/04/24
r2d2
7
小学生が部活動でJAZZバンドを結成して地区大会で優勝し東海大会に出場する。衰退していく蛤産業、小学生の恋話を織り交ぜながら、主人公の小学生、産休代替のJAZZ好きなおじさんとその編み物が得意な息子、小学校の校長とその出戻り娘、イケメンの転校生が心温まる物語を紡ぎ出す。2023/08/14
たまりんどすい
2
現実は、生活は苦しい。蛤工場の雇いやめによって地元の人たちは大変だ。それでも子供達は親とは関係なくジャズを演奏する。親が敵同士でも子供は盟友だ。大石先生が子供達のために大事にしていたフェンダーローズを売りに出すところは泣ける。そしてこれも子供達の為にオークションで入札する栗山校長がいい。東海大会では結局失格となってしまうが、真珠をはじめとしたKUHANAメンバーの頑張りをもう少し感動的に書いて欲しかった。お姉ちゃんが何を頑張るのかが気になる。2022/02/10
だいゆー
2
(^^2019/04/30
いち
1
それなり。読み易かった。ただ、それだけ。期待していなかったので、可もなく不可もなく。期待して読んだら、駄目だったであろう。2019/05/09