出版社内容情報
22歳の誕生日、花音が出会った運命の彼はアメリカ留学を控えていた。遠く離れても、熱く思い続けるふたりの恋。純愛120%小説。
内容説明
会いたくて、会いたくて。なのに、会うことが叶わない―。22歳の誕生日、書店アルバイトの花音が出会ったのは、アメリカ留学へ旅立つ予定の海晴だった。遠く離れても、熱く想い続けるふたりのゆくえ。圧倒的な支持を受ける、涙の純愛小説。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県生まれ。同志社大学卒。「詩とメルヘン」の編集長を務めていたやなせたかしに見出されて、詩集『愛する人にうたいたい』で詩人として出発。1993年「海燕」新人文学賞を受賞し、『玉手箱』で小説家としてデビュー。2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞を受賞。著書多数。ニューヨーク州ウッドストック在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
63
はじまりが軽薄な印象だし薄い本なので期待してなかったが、愛の量に溢れてた。けど、男女入れ替えて自分に置きかえても、、、無いな。2021/06/20
たかこ
55
持っているのは、こちらの文庫。新潮文庫の方が読んでいないけれど、こちらの河出文庫は、解説が書店員さん!エンキョリレンアイのきっかけは働いていた本屋さんから…。もし本屋で働いていたら…と夢がみれる。ストーリーはもちろんだけど、解説を含めて、この本が好き。 私にはもう遠くにある恋愛小説だけど、苦しくても幸せな気持ちがもらえる。2023/03/27
佐島楓
51
こんな展開は小説の中だけだということをよくわかっているのに、どうして求めてしまうんだろう。2019/03/06
10$の恋
50
会いたい‥。運命の出会いは書店員の花音と客の海晴。絵本作家を目指す花音は東京、海晴はシェフの修行でアメリカへ渡る。柔らかで切ない遠距離恋愛が始まった。メールでの愛の交換は海晴の内容のみ記され、それも胸を打つ。会えない距離が、むしろ心の距離を縮め愛を育み想いを募らせる。だからこそメールの言葉には敏感になるんだよね。途切れたメール…猜疑心や妄想に寂しさ…信頼の恋心を自ら閉じるようになり、そして_。失った時間の先に灯っていた運命の恋の光明に、二人分胸が熱くなった。アナタが遠距離恋愛中なら特にオススメ🍫♡2021/02/14
あみやけ
27
彼の言葉で前向きな考えさせられることがたくさんありました。ただ、あんまり現実感のない恋愛小説でもありますね。寂しがりやの僕には絶対に無理です。しかも、どれだけ忙しくても、メールや電話くらいできるはずって、僕は思っちゃいます。2021/07/03