出版社内容情報
世界の果ての青春、宇宙一の料理に秘められた過去、主人公連続殺人事件……甘美で繊細、壮大でボンクラ、極上の作品集。
円城 塔[エンジョウ トウ]
著・文・その他
内容説明
「そろそろオリオン座が振り向くはずだ」僕らは毎夜、夜空を見上げて過ごす…世界の果てに近い町の青春、太陽系中の食通を唸らせる料理に隠された真実、主人公連続殺人事件。甘美で繊細、壮大でボンクラ、夢みる言葉、踊る文字、胸にしみる小理屈と抒情。円城塔世界が炸裂する、極上の作品集。
著者等紹介
円城塔[エンジョウトウ]
1972年、札幌市生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年、「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞を受賞しデビュー。10年、『烏有此譚』で第32回野間文芸新人賞、12年、「道化師の蝶」で第146回芥川賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃と共著)で第31回日本SF大賞特別賞、14年、『Self‐Reference ENGINE』でフィリップ・K・ディック記念賞特別賞、17年、「文字渦」で第43回川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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